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国保料の値上げ、見送る

長浜市、前年度黒字を繰り入れ
 年々上昇する医療費と国保の保険料負担が全国の自治体で課題となる中、長浜市国保運営協議会は20日、2013年度の保険料を据え置くことを決めた。
 市は当初予算案で保険料の値上げを模索していたが、12年度の決算で国・県の交付金が想定以上に多く黒字2億4300万円を確保したことで、13年度も赤字を計上することなく運営できると判断した。
 国保は市内4万4000世帯のうち、1万6800世帯が加入し、市民4人1人が被保険者となっている。保険料は09年に値上げして以来、変更しておらず、一般的なモデルケースの場合(夫婦2人世帯、総所得130万円)、保険料は年間17万6350円となっている。
 13年度の1人あたりの医療費は31万8133円を見込み、09年の27万9670円に比べ13・8%増加。保険給付費も09年の74億1500万円から80億円へと膨らむ。このため、当初は保険料の値上げが模索されたが、12年度の黒字を繰り入れることで「保険給付費の必要総額の確保が見込まれる」(同課)と分析した。
 ただ、医療費と給付費の上昇で13年度は12年度の黒字を食いつぶす形となり、来年度以降の保険料の値上げは避けられないとみられる。
 なお、市の13年度の国保会計の総額は117億円余り。財政調整基金(貯金)は3億5000万円余り。


滞納額6億円超。30代、40代目立つ
 長浜市滞納整理課によると、11年度末の国保料滞納世帯は2386世帯で、全体の14%にあたる。
 同課では12年度、総額6億0300万円の滞納保険料の徴収に取り組んだが、回収できたのは約9900万円のみ。さらに1億1900万円を「不納欠損」として債権放棄した。滞納額は3億8500万円に減ったが、12年度中の新たな滞納が2億円に迫る見込みで、滞納保険料は再び6億円近くまで膨らむことになる。
 滞納世帯(世帯主)の年齢別内訳は▽20代298人▽30代561人▽40代559人▽50代443人▽60〜64歳237人▽65〜74歳217人▽75歳以上66人—となっており、30代、40代が目立っている。失業、非正規労働など不安定な労働環境、所得の少なさが影響しているとみられるが、国民皆保険制度の意義に対する認知度不足も指摘されている。


2013年05月21日 16:31 |


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