竣工式当日、ボンベで放火

JAレーク伊吹長浜北支店、開業前の建物破損、半年で3回
新築オープンを間近にしていたJAレーク伊吹長浜北支店(八幡中山町)に19日夜、何者かがガスボンベで放火した。同支店に対する器物損壊や不審火など、悪質な嫌がらせは3回目で長浜署は同一犯の可能性とみて捜査している。
19日午後10時10分ごろ、同支店の防犯センサーが作動。通報を受けた施工業者の社員が駆けつけると、ATMコーナー出入口の自動ドアのガラスが損壊。1階フロアに家庭用の20㌔入り高圧ガスボンベが持ち込まれ、バルブの口から炎が噴き上がっていた。
社員がすぐに消火器で消火し、バルブを閉めたため、フロアカーペットの一部約4・5平方㍍を焦がしただけで済んだ。けが人などは無い。
同店ではこの日午前、竣工式があったばかり。完成した建物は27日、業者からJAに引き渡され、6月のオープンに向け準備を進めていた。
関係者の話によると、犯人は東隣の現店舗西側に設置されたバリケードの金網を破って、新店舗に接近。道路から死角になっている出入り口の自動ドアの下部のみを割り、解錠。ATMコーナーから機械室を経由し、事務所に入った能性が高いという。
現場では昨年12月末、外壁や内部の窓枠サッシなどが何者かに傷つけられ、約3000万円の被害が発生。
今年3月9日には玄関脇に置いてあった照明器具の梱包材(ダンボール)が燃えるという不審火があり、床に置いてあった梱包材や照明約4・5平方㍍などが焼損した上、ダクトを通じて、1階から2階までススが回り、内装を総張り替え。開業が大きくずれ込んでいた。なお、同店は予定どおり6月3日にオープンする。
2013年05月20日 16:25 | パーマリンク
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