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古民家を音楽工房に

シタール奏者・石原さん、木之本へ
 インド弦楽器奏者・石原淳宏さん(53)はこのほど、木之本町小山に移住。築130年の古民家を音楽工房に改装し、湖北の十一面観音群をテーマにした新作のレコーディングを始めた。
 石原さんは名古屋生まれ。学生時代、FMで聴いたインド音楽に憧れ、上京しネパール人のシタール(弦楽器)奏者に弟子入り。大学を中退し、インドに通って修行を重ねた。
 30歳の頃から、10年間長野県で田舎暮らし。その後、一旦、実家の名古屋に戻ったが、都会暮らしが合わず、体調を崩したため、世界遺産に登録された吉野に近い高野山や熊野古道で映像制作や音楽活動を展開。この頃から、業界はネットビジネスが盛んとなり、配信会社が多い関東(相模原市)に移り住んだ。
 演奏活動がインドのレコード会社の目にとまり、CD2枚を制作。CD「Rainwater」はインドのアカデミー賞にもノミネートされた。昨年3月、男女4人で「天水バンド」を結成し順調に演奏活動していたが、メンバーの意見の相違によりわずか半年で解散。途方に暮れた石原さんは湖北を一人旅した。
 その際、出会ったのが渡岸寺の十一面観音。インド仏像に似た容姿は、石原さんに安らぎを与え、導いてくれるように思えた。旅の途中、湖北町の道の駅で偶然、「田舎暮らしフェスタ」のポスターを見つけ、「湖北いざない定住センター」の空き家バンクに登録。24件あった物件の中から、新天地を選んだ。
 新居は明治20年ごろ建てられ、5年前から空き家となっていた古民家。気に入ったのは家の周りに水路があること。川のせせらぎは心を癒してくれる。屋内に録音スタジオを設ける計画だったので、せせらぎは自然の遮音壁にもなった。
 石原さんは「ようやく自分の居場所が見つかった。これからは演奏活動に加え、独自の音楽流通・販売網を開拓してゆきたい」と話している。問い合わせは石原さん℡090(5118)5560へ。


2013年05月09日 16:32 |


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