滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



2013年02月28日

聖泉大生、東主計で音楽療法調査

音楽+運動=心理効果は?
 聖泉大学(彦根市肥田町)の学生が、NPO法人「優美」(長浜市東主計町)のデイサービスセンターの利用者に、音楽でストレスやリラックス感がどのように変化するのかを調査し、27日、報告会を開いた。
 生活習慣病の発症・進行にストレスが関係していることから、予防法の一つ、音楽療法の効果を同大学人間心理学科の櫻井雄太さん(24)=4回生=が昨年11、12月に調査した。
 同所はトレーニングマシンを使った運動を介護予防に取り入れており、▽普段どおりの運動▽音楽を聴いてから運動▽歌を歌ってから運動—の3パターンについて、64〜88歳のお年寄り、延べ45人を調べた。ストレスは唾液中のアミラーゼの分泌量で、快感情(積極性、やる気)とリラックス感は心理アンケートで読み取った。
 ストレス減少効果については3パターンに差異がなく、音楽療法の効果は見られなかったが、歌を歌った場合に快感情、音楽を聴いた場合にリラックス感がより向上する効果がみられた。
 櫻井さんは「運動に音楽を取り入れればストレス解消の効果が出ると思っていたので予想外だった。しかし、快感情やリラックス感は想定外の効果が出た」と語った。今後、3回生の世森浩平さん(21)が調査を引き継ぎ、さらにデータを積み重ねて、介護予防における音楽療法の効果を追究する。
 NPO法人の伊藤肇理事長(56)は「どうすれば介護予防につながるのか日々、模索している。聖泉大学が科学的な裏づけをしてくれることで、ヒントが見つかる。地域に根ざした介護予防策をこれからも探していきたい」と話している。


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2013年02月27日

東日本大震災から2年

「風化させるな」市民団体が映画で
 東日本大震災(2011年3月11日)からもうすぐ2年。震災で発生した原発事故は今もなお、大きな爪跡を残している。震災を風化させてはならない、と長浜で2つの市民団体が原発を取り巻く町や住民にスポットを当てた映画を上映する。

フタバから遠く離れて
 福島第一原発事故で被災した福島県双葉町を「支援する会」(岩根博之会長)は3月10日午後1時半から、木之本スティックホールでドキュメンタリー映画「フタバから遠く離れて」の上映会を開く。
 双葉町は福島第1原発の半径10㌔圏内の危険区域にあり、集団移住を強いられた。今なお、住民約7000人が定住地の決まらないまま、埼玉県加須市の高校(廃校)や福島県いわき市の仮設住宅などで暮らしている。
 映画は震災後、3週間目から9カ月間、避難所の様子を撮影。時間の経過とともに復興が加速してきても、取り残されていく避難所の日々を追っている。「いつまでこの生活が続くのか」と嘆く男性や「私はここで死にたくない」と訴える女性の声も。日本の原子力政策の果てがスクリーンに凝縮されている。
 旧木之本町の住民有志でつくる「支援する会」は双葉町出身の地域おこしコンサルタントが、1998年から10年間、木之本でまちおこしに携わったのが縁で、一昨年の10月に発足した。
 これまで炊き出しや冬物衣料の提供、義援金活動などで支援。岩根会長は「映画は双葉町民の支援の一環。震災から間もなく2年になるが、風化させず、映画で関心を深めて欲しい」と話している。入場無料。

「渡されたバトン」
 原発の是非をめぐる住民の葛藤を映画にした「渡されたバトン〜さよなら原発」が3月10日、難波町のリュートプラザで上映される。
 映画は住民投票で、原発を阻止した新潟県巻町(現・新潟市西浦区)の実話がベース。割烹旅館を営む家族を中心に、原発の是非をめぐり揺れ動く人々の姿を描いている。
 物語は過疎化の進む町に突如、レジャーランドの進出話が舞い込む。「町が活性化する」と町民が喜んだのも糠喜び。電力会社が原発の建設を計画していることが明らかになる。
 町は利権に群がる推進派と原発の危険性を訴える反対派で二分するが、スリーマイル島やチェルノブイリで原発事故が発生。住民の不安が一気に高まり、舞台は住民投票へ。四半世紀余の末、建設が撤回されるというストーリー。
 上映会は市民有志15人でつくる実行委員会(北川利幸委員長)の主催。北川委員長は「映画を通して、住民運動で世論が変わり、行政を動かせることを知ってほしい」と話している。
 上映は午前10時半と午後2時の2回。前売り券は大人1200円(当日1500円)、高校生以下800円。チケットはリュートプラザまたは北川委員長☎(65)0675へ。


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2013年02月26日

惜別、亡き妻の写心展

 北船町のアマチュア写真家・長原武夫さん(78)の妻で昨年12月に急逝した萬壽子さん(享年78)の写真入り年賀状展が28日まで、平和堂長浜店5階で開かれている。「惜別 写心展」と題した同展はバレーボールや絵手紙など多方面で活躍した愛妻を偲ぶ作品が並んでいる。
 長原さん夫妻はキリスト教会の縁で、1954年に結婚。萬壽子さんは10年余、伝導に励み、その後、33年間、長浜赤十字病院に看護助手として勤務。ママさんバレーボールチーム「長浜サンクラブ」を発足し、選手、コーチ、監督として30年以上プレー。その傍ら、押し花教室「長浜ロイヤルサロン」や郵便局の絵手紙教室で指導していた。
 昨年3月の受診ですい臓ガンが見つかり、摘出手術。余命半年と言われつつ、入退院を繰り返し、再起を図ったが、12月13日、惜しまれながら、この世を去った。
 全日本写真連盟湖北支部の支部長を務め、ポートレートを得意としていた武夫さんは、萬壽子さんをモデルに88年以降、写真入りの年賀状を友人らに送るように。年賀状は多い時で300枚程度。毎年パターンを変え、好評だった。
 作品展では四半世紀にわたる年賀状の歴史を通して、萬壽子さんの生き様を回顧しており、武夫さんは「妻は家庭人として、優しさを第一に生活していた。多くの友人、知人らに恵まれ、幸せだった」と話している。午前11時から午後5時まで。


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2013年02月25日

「電気」で交流、高校と地域

長浜北星で地福寺町民が器具作り
 長浜北星高校で25日、日頃、生徒たちが学んでいる電気の授業を地元の人たちに紹介する交流教室が開かれ、参加者たちが簡単な電気器具作りに挑戦した。
 総合学科の同校には、情報電子テクノロジー(電気系)があり、この日は3年生5人が、在学中に取得した電気工事士の資格を生かして、地元、地福寺町の住民10人に、電気の知識を教えたり、テーブルタップ(延長コード)の作り方をアドバイスした。
 実技では参加者がドライバーやニッパーなどを使って長さ約2・2㍍のテーブルタップ作りにチャレンジ。使い慣れていない圧着ペンチやはんだごてを操り、器具を完成させた。
 指導した伏木佑斗君は「いつもは習う立場なので、教える立場の先生たちの苦労がよく分かった」と述べ、友人2人で参加した水野治代さんと近藤真言さんは「(製作は)すごくおもしろい。総合学科でこのような専門的なことを学んでいることを知らなかった。もっと、このようなことを学ぶ生徒が増えれば」と話していた。


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2013年02月22日

長浜南中のジオラマ完成

校務員の内貴さん、1/150 忠実に
 長浜南中の校務員・内貴正弘さん(59)=平方町=は、リアルな同校の手作りジオラマ(情景模型)を完成させた。
 内貴さんは2年半前、校務員となり、施設を手入れするうち、愛校心が芽生え、「この建物や風景をいつまでも残したい」と2011年11月からジオラマの製作に取りかかった。
 校舎やグラウンドなどの設計図がなかったため、内貴さんは各所をメジャーで実測。窓や屋根、屋上まで忠実に150分の1サイズに縮小。体育館や武道場は屋根が取り外せ、バスケットコートなど作った。中庭のアートや玄関の横断幕なども細かく手描きし、学校周辺の建築現場や地蔵堂、石碑まで添える手の込みよう。
 不要となった厚紙やクリアファイルなどを使用しているため、材料費はほぼゼロ。休日や空いた時間を利用して作り、1年余りかけ完成させた。
 現在、ジオラマは資料室に保管されているが、内貴さんは「卒業式や入学式で皆さんに見てもらえたら」と話している。


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2013年02月21日

長浜市、6.4%増の積極予算

税収減も、基金と市債で対応
 長浜市は2013年度の当初予算案を発表した。法人税の3割減を見込むなど市税収入が悪化するにもかかわらず、新庁舎や湖北幼稚園の建設、JR長浜駅周辺整備など投資的事業を前に進めるため、基金や市債を活用。一般会計の総額は532億円で前年度比6・4%増の積極型となった。
 国民健康保険、介護保険、公共下水道などの8特別会計と、病院などの3企業会計を合わせた総額は1018億円。

法人税3割減、基金崩す
【歳入】市税収入は個人所得の低迷で個人市民税が前年度比3・8%減の54億0700万円、企業の業績悪化で法人市民税が29・1%減の12億2400万円。市税収入全体で2・3%減の168億円を見込んだ。
 歳入不足を補うため財政調整基金から1億4700万円を取り崩すなど基金全体で約37億円を活用し、残高は215億円に。
 一方、市債は前年度比11・8%増の63億7500万円を発行。年度末の残高は524億5600万円となる見込み。

投資事業総額100億円
 【歳出】投資的経費は65億6900万円で、自民政権誕生を機にした12年度の補正予算約35億円と合わせると100億円規模となる。主な事業は新庁舎整備31億3700万円、保健福祉複合施設整備7億2400万円、湖北幼稚園整備4億5000万円、長浜駅周辺整備2億8300万円など。扶助費は100億8600万円で、内訳は児童福祉43億7000万円、障害福祉25億4200万円、生活保護18億8200万円、医療助成8億7500万円など。
 人件費は74億3800万円で、前年度比1・0%減にとどまった。


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2013年02月20日

新社長に高月出身、弓削氏

黒壁が臨時総会、経営建て直しへ本腰
 黒壁は20日、臨時総会と役員会を開き、社長の高橋政之氏(74)が会長に退き、新社長に大阪市で経営コンサルタント会社を経営する弓削一幸氏(45)が就任した。商店街復興のシンボルとして全国的に注目を浴びながらも業績低迷にあえぐ黒壁が創業25周年を機に生まれ変わることになる。
 弓削氏は高月町東柳野出身。虎姫高校、京大法学部を経て丸紅に入社するが、1年で退社し、社会人アメフトチーム「サンスター・ファイニーズ」でプロ生活を送った文武両道。後に公認会計士の資格を取得し、10年前に経営コンサルタント会社「コーポレート・ソリューション・マネジメント」を設立した。現在は長浜市の地域経営改革会議の委員も務めている。
 この日の会見では「ガラス文化の蓄積度が非常に低い」「街角の直営店に欲しいものがない。古い街並みを求めて来ている客が記念に買っていきたいものが何一つ置いていない」と指摘。「黒壁の代表として営利性の追求だけでなく、長浜市地域全体をブランディングしていきたい」と抱負を語った。
 「黒壁ルネッサンス」と銘打った改革では、▽ガラス文化の復興▽工芸文化の創造▽地元産商品の開発▽長浜市全域への拡大—などを戦略として掲げた。黒壁美術館を廃止してレストランとするなど直営店の大改装とコンセプトの見直しに着手するほか、余呉地区で廃校を利用した工房の設置、工芸村の開拓、作家・芸術家の招致などを計画している。
 会長職に退いた高橋氏は「新しい感覚の新しい改革が必要。弓削新社長はいろんな会社の建て直しの実績があり、年も若い」と弓削氏の手腕に期待し、藤井勇治市長も「黒壁創業以来、市街地に3500万人が訪れ、4000億円に近い経済効果があった。官民一体となり、新生黒壁を支えてゆきたい」と話した。


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2013年02月19日

存在するの?「9歳の壁」

長浜の教員12人が実態調査
 小学3・4年生ごろに学力の個人差が拡大する「9歳の壁」について、長浜市内の学校に勤務する教諭らが2年がかりの研究に取り組んでいる。教員、児童へのアンケート、学力調査の結果から「壁」の存在を確認し、どうすれば壁を乗り越えられるのか、模索中だ。
 9歳の壁は、算数の授業で、時刻・時間、少数の加減や乗算、億・兆の単位、割合など、「イメージ力」が求められる問題が増えることで、急激に学習への抵抗感を増す現象とされる。算数以外でも脳科学や心理学の視点から、同様の現象が指摘され、幼少期からの外遊びなど、これまでに積み重ねてきた体験の大小が関係しているとされる。
 長浜市教育センターでは昨年6月から「9歳の壁は本当に存在するのか」をテーマに、市内の幼稚園、小学校、中学校の教諭12人と研究を開始した。
 アンケートの結果から、教員の86%が「9歳の壁」を感じ、3・4年生で「つまずきが多い」と感じていることが分かった。また、「つまずき」が多い単元は▽余りのある割り算▽小数の掛け算▽分数▽小数—など、いずれも3・4年生で習う内容だった。
 学力調査でも3・4年生で平均点が下がり、「補充学習対象者」が急増していることが明らかになった。
 児童へのアンケートでは小学3・4年生から「算数が難しいと思った」との回答が半数以上を占めた。難しい問題に出会った場合、1・2年生の7割前後が「自分で頑張る」としているが、3年生になると約半数が「先生・友達に聞く」と回答した。さらに4年生の6割が「先生・友達に聞く」と回答し、「あきらめて放っておく」との回答も目立つ。
 調査にあたった市教育センター研究員の筧敏弘さんは、「イメージ力を養うには小さい頃から外で遊ぶなど、直接体験が大切」と子育て環境の重要性を訴え、「学校でも公式を当てはめるようなパターン学習ではイメージ力が養われず、抽象的な思考が苦手となる」と指摘。「『壁』というとイメージは良くないが、学力が飛躍するジャンプポイントでもある。どうすれば子どもたちが飛躍できるのか、これからの1年間でさらに研究したい」と話している。


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2013年02月18日

平尾氏、僅差で返り咲き

米原市長選、市議補選は松崎氏
 米原市長選は17日投開票され、元職で僧侶の平尾道雄氏(62)=堂谷=が、現職の泉峰一氏(63)=番場=を破り、市長に返り咲いた。わずか185票差での勝利。当日の有権者数は3万2202人。投票率は61・88%で前回を6・85ポイント下回った。

歓喜に沸く平尾氏
 堂谷公民館の祝勝会で、平尾氏は「皆さんのおかげで感激と勝利を収めることができた」と当選を報告。「選挙中、お世話になり、ご迷惑をかけてばかりだったが、勝つことで恩を返すことができた」と礼を述べ「私たち市民、1票1票の積み重ねの勝利。市民の声を市役所に届けたい。そのためにも何としても勝ちたかった。みんなの米原市政を作り上げたい」と抱負を語った。

選挙戦を振り返って
 選挙戦は市議14人、元町長らを揃える万全の陣営で臨んだ泉氏が序盤リードしていたが、「草の根選挙」の平尾氏が終盤、支持を一気に拡大させ、逆転した(以下敬称略)。
 選挙前の公開討論会。平尾は得意とする論戦で、泉の出鼻をくじこうとしたが、フタを開けると、傍聴者のほとんどは泉の支持者。「市長報酬30%削減」「子どもの通院・入院費無料化」など壇上で必死に持論を展開するが、思いの外、反響は鈍く、焦りが出始めていた。
 出陣式でも泉陣営の人脈を生かして総動員をかけ、前回(平成21年)以上の支持者を集めた。応援にかけつけたのは米原、長浜の県議、近隣首長と豪華な顔ぶれで、参加者が「これで負けたら、メンツがない」とつぶやくほど強力な布陣だった。
 前回の選挙で支持してくれた市議らが相手陣営に回り、気落ちしていた平尾だったが、この6カ月間、自転車でくまなく市内を回り、市民に耳を傾けた成果や個人演説会での「説法」が、市民の心を揺れ動かした。地道な活動はボディーブローのように、徐々に効き始め、平尾自身にも笑顔が戻ってきた。
 一方、泉は選挙期間中、終始、この4年間の実績や国、県との太いパイプを盛んにアピールするも、有権者には浸透せず。これに陣営の「上滑り」が加わった。
 「草の根選挙」はマスコミなど、大方の予想を覆す「大金星」をあげた。市民の「変革」という意志が、選挙の結果へと繋がった、といえる。

米原市の課題
 米原市の課題はまず、米原駅周辺の整備。「東海道新幹線駅の中で、こんな閑散とした所はない」(観光客)と言うほど、東口駅前には広大な空き地が広がり、とても1日約2万人の乗降客がある駅の風景には見えない。
 市は12年前から駅前の計38・6㌶で区画整理事業に着手。今年度末にも造成が完了する。総事業費は約94億円。国や県から計約36億円の補助を受け、市は約20億6000万円を負担。残る37億円は土地の売却で賄う予定だったが、今なお売れ残る土地が約2・8㌶(約25億円分)もある。
 市はこのうち駅前の5㌶の利用法として2008年、民間企業に土地の活用法などを提案させる「事業プロポーザル」を企画したが、長引く不況などで不調に。「塩漬けの土地」は市財政の負担となり、重くのしかかる。
 このままの財政運営だと、市は平成28年度以降、基金(貯金)が底をつく収支不足に陥ると、分析している。財政が悪化すると、福祉や教育、インフラ整備など各方面にも、影響してくる。待ったなしの米原駅東口開発。再びハンドルを握る平尾氏の手腕に期待がかかる。

若手、松崎氏が当選
 米原市議会議員補欠選挙(欠員1)は、まいばらみらいつくり隊員の松崎淳氏(36)=大久保=が、農機具販売の堀江一三氏(62)=上野=と農業の大谷章氏(62)=藤川=を退け、初当選した。投票率は61・83%。任期は10月31日まで。


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2013年02月16日

家族の絆、命の大切さ伝えたい

主婦6人、「うまれる」上映会に奔走
 4組の夫婦の物語を通して家族の絆や命の大切さを伝えるドキュメンタリー映画「うまれる」。湖北地域の主婦6人が実行委員会を結成し、3月17日の上映会に向け、PR活動などに奔走している。
 映画は2010年の制作で、▽両親の不仲や虐待の経験から親になることに戸惑う夫婦▽出産予定日に我が子を失った夫婦▽子どもを望んだものの授からない人生を受け入れた夫婦▽完治しない障害を持つ子を育てる夫婦—の4組に密着した内容。「親の愛情」を感じず、親子関係に悩んでいたという豪田トモ監督(39)がある講演会で「赤ちゃんは雲の上で親を選んで生まれてくる」という胎内記憶の話を聞いたのを機に、「生まれる」をテーマにした映画制作を決意。ホームページなどで夫婦を公募して撮影した。それぞれの夫婦の葛藤に迫り、生まれてくる命の重みを実際の映像を通して問いかける。
 映画はDVD化されていないため、全国で実行委員会形式の上映会が開かれている。長浜上映実行委員会の代表・村山さおりさん(40)は2年前に大垣市内で作品に出会い、大きな感動を受けた。近く出産を迎える長女に命の尊さなどを感じ取って欲しいと、昨秋から長浜での上映を模索。長浜北高時代の同級生に呼びかけるなどして賛同者を募り、石地優子さん、武田亜紀さん、徳田裕香さん、西川利恵さん、藤田久子さんの5人と準備を進めてきた。
 イベント開催のノウハウを持たない6人は手探りで始めたが、知人・友人の支援を得ながら会場の手配、協賛企業の募集、チラシのデザイン・印刷、チケット販売などに奔走している。
 村山さんは「相談相手がなく孤立している母親や、子育てに悩んでいる人はたくさんいる。『子どもは親を選べない』と言うが、『本当は子どもがあなたを選んで生まれてきた』ということを伝えたい」と語り、「映画をもう一度、家族を見直すきっかけにしてもらいたい。思春期の中学生、高校生にも見てもらえれば」と話している。
 上映会は3月17日、浅井文化ホールで。午前10時からは「ママさんタイム」として、小さな子連れも可。午後1時半からは一般向けで、託児あり(200円、定員30人、要予約)。正午には「ゆらら助産所」の田中美穂さん(八幡東町)を囲んでの「ママさんおしゃべり会」も(参加無料)。
 チケットは一般800円(当日950円)、高校生以下500円、小学生以下無料。イケダ光音堂風の街ショップ、浅井文化ホール、伊吹薬草の里文化センターなどで発売中。問い合わせは実行委☎(62)53134へ。
◇   ◇
 映画「うまれる」長浜上映実行委員会は3月3日、浅井文化ホールでフリーマーケットを開く。映画の宣伝と、子育て応援の催しで、手作りパン、菓子、雑貨、アクセサリーの販売、体操、体験コーナーなどがある。午前10時から午後4時まで。


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2013年02月15日

終盤、現職を元職が猛追

米原市長選、両陣営の戦況
 17日投開票の米原市長選と同市議補選は終盤を迎えた。市長選にはいずれも無所属で元職の平尾道雄候補(62)=堂谷=と現職の泉峰一候補(63)=番場=の2人が立候補しており、今のところ泉候補がやや先行し、平尾候補が猛追している。個人演説会の訴えと、陣営幹部の談話を紹介する。

未来への投資
 平尾候補はこの6カ月、自転車で市内を走り回り、市民の嘆きや思いを聞いてきたことを明かし、現市政の財政運営が少子高齢化対策や防災のために有効に使われていないことを憂えた。「お年寄りを孤立させていけない。子どもがいなかったら、次の世代はない」とし、高齢者の居場所作りや保育料・子ども医療費の無料化など「未来への投資」を重要施策にあげた。
 また、2年連続、天野川の氾らんにより長岡で水害が発生していることに「しょうがない。当たり前で我慢していれば何も変わらない。市が予算を投入して、抜本的な整備をしなければならない」と述べ「市民の願いが米原市政に届かなくては。そのためにも勝たせてほしい」と支持を訴えた(14日夜、長岡保育園での個人演説会)。

クリーンな選挙を
 木船法圓後援会長は「前回と比べ、確実に来場者が増えており、手応えが出てきた。候補は財政通で理念もあり、有権者の心をとらえている。私たちは最後まで『市民党』。クリーンな選挙を貫きたい」と述べている。

実績が自信に
 泉候補は「4年前、絆で築く元気な米原市づくりをスローガンに現場主義でまちづくりを進めてきた」と話し、米原南工業団地へサカタインクスの誘致などの実績を強調。「この間の経験は勉強になった。次のステップへある程度、自信がついた」と2期目への意欲を語った。
 重要施策として▽原子力防災▽教育施設の充実▽24時間在宅医療の支援拠点整備▽子ども条例の制定などをあげた。「15年後、リニア新幹線が完成し、北陸新幹線も米原ルートになるだろう。米原は安全、便利でいい所」と持論を展開。「元部下が幹部や県議になっており、動きやすい状況になった。厳しい選挙戦だが、皆さんの輪を広げてほしい」と呼びかけていた(14日夜、宇賀野会館での個人演説会)。

上滑りを警戒
 滝本善之選対本部長は「実績があり、有権者の反応も良い。候補は真面目に訴えており、来てくれている人に(実直さを)感じてもらっている」と話し、「上滑りが恐い。最後まで引き締めたい」と話している。

市議補選は三つ巴
 市議会議員補欠選挙にはいずれも新人で農機具販売の堀江一三候補(62)=上野=、まいばらみらいつくり隊員の松崎淳候補(36)=大久保=、農業の大谷章候補(62)=藤川=の三つ巴。
 3候補とも伊吹地域在住のため、市全域での盛り上がりに欠けており、各候補は知名度アップに必死。最後まで目を離せない状況となっている。
 投票は17日午前7時から午後8時まで(甲津原、曲谷、甲賀、吉槻は午後7時)。開票は同日午後9時20分から米原市民体育館(長岡)。9日現在の選挙人名簿登録者数は3万2543人。大勢の判明は午後10時半過ぎになる模様。


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2013年02月14日

西川消防士、東近畿へ

職員意見発表の県大会で優勝
 湖北地域消防本部の西川毅消防士(27)はこのほど、県消防職員意見発表会で優勝し、県代表として4月25日、和歌山市で開かれる東近畿支部発表会に出場する。
 県大会には県内7消防本部の代表14人が出場し、体験談や日頃、職務で感じていることなどを発表した。西川消防士は「真心の一言」と題して、祖父の救命体験を基に、「思いやり」の気持ちの大切さを訴えた。
 消防士になって2年目。元気だった祖父がベッドで心肺停止状態に陥り、無我夢中で心臓マッサージを実施。急行した救急隊も汗だくになりながら、措置を施したが、助けることはできなかった。
 しかし、助けられる側の立場になり、日頃、市民らに指導している心肺蘇生の手順やポイントのほか、「心のケア」の必要性を感じるようになった。
 そのためには患者や家族らに、少しでも安心感を与えられるよう、そばにいる人に声かけすることが重要であり、救命講習の際、心のケアも指導しては、と提案。
 救急隊が到着するまでの間、真心を持って、接するようにアドバイスし、患者を思いやり、救急現場で励ましている人たちの姿が見られるようにしたい、とまとめている。
 同本部から東近畿支部大会への出場は2年ぶり2回目。西川消防士は「上位を目指すのはもちろんだが、自分の発表を他府県の人に聞いてもらい、少しでも何かを感じてもらえたら」と話している。


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2013年02月13日

保安林解除、半減で覚書

伊吹山採掘で、県と滋賀鉱産
 伊吹山の採掘業者、滋賀鉱産(米原市春照)が採掘に必要な保安林の解除申請の面積を従来の規模から半減させることで、滋賀県と覚書を締結していたことが、12日の伊吹山自然再生協議会(会長=村瀬忠義・伊吹山を守る会顧問)で明らかにされた。
 伊吹山は昭和26年以来、セメントの材料となる石灰石の採掘で山容が大きく変貌し、米原市や長浜市南部からは山の北西側が水平に削られているのが目立つ。協議会では採掘中止を求める意見も出ているが、鉱石資源の需要があることから、採掘規模の縮小や採掘後の緑化などが議論のテーマとして持ち上がっている。
 採掘を進めるには保安林の解除が必要で、昭和63年、当時の採掘業者・大阪セメント(後の住友大阪セメント)は県に対して2カ所計8・78㌶の解除申請を行い、許可を受けていた。
 同社の撤退後、平成6年から事業を引き継いだ子会社の滋賀鉱産は協議会で、鉱山業者としての社会的使命や、緑化への取り組みを訴え、採掘への理解を求めていた。そのうえで保安林解除面積の規模縮小に協力する姿勢を示し、昨年12月13日、保安林の解除面積を4・36㌶に縮小する覚書を県と交わした。
 覚書ではこのほか、採掘によりできる斜面の角度を37度より緩やかにすることや、むき出しになった斜面を伊吹山の在来種で緑化することを明示。協議会での議論が滋賀鉱産の協力を引き出した形となった。
 委員からは「伊吹山を1㍉も削って欲しくない。しかし、滋賀鉱産は計画通りに採掘したい。保安林解除面積の縮小は軟着陸ではないか」と評価する声が出たほか、「住友大阪セメントの撤退後も、伊吹山で採掘が行われていることを知らない県民も多い。協議会の取り組みをアピールするホームページを設け、その中で伊吹山の掘削の現状や緑化の取り組み、進捗状況を公開すべき」との意見が出された。 
 協議会は伊吹山の自然環境の保護のため、平成20年に設立された。「伊吹山もりびとの会」「伊吹山ネイチャーネットワーク」「伊吹山を守る会」などの市民団体、地元の上野区、滋賀鉱産や日本自動車道などの企業、環境省、文化庁、滋賀、岐阜両県、長浜、米原両市などで組織している。


管理ルール決める 伊吹山の植生保護
 伊吹山自然再生協議会は12日の会議で、伊吹山の貴重な植物を守るための植生管理ルールを決めた。
 伊吹山の植生保護は米原市、上野区、もりびとの会、ネイチャーネットワークなど複数の組織や団体が取り組んでいるが、ルールや方法がばらばらだった。
 この日決めた植生管理の基本ルールは16項目からなり、例えば外来種のセイヨウタンポポやフランスギクの除去は「花茎を根元から切り取る」とした。根茎ごと掘り起こすと、できた裸地に再び外来種が侵入するためという。
 今後、協議会に参加する団体が基本ルールに沿って在来種の保護、外来種の除去に取り組む。


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2013年02月12日

米原市長選、一騎打ち

市議補選は三つ巴、舌戦を展開
 任期満了に伴う米原市長選と同市議補選は10日告示され、市長選にはいずれも無所属で元職の平尾道雄候補(62)=堂谷=と現職の泉峰一候補(63)=番場=の2人が立候補。市議会議員補欠選挙(欠員1人)にはいずれも新人で農機具販売の堀江一三(62)=上野=、まいばらみらいつくり隊員の松崎淳(36)=大久保=、農業の大谷章(62)=藤川=の3候補が出馬し、選挙戦に突入。激しい舌戦を展開している(届け出順)。


市民でつくる政治を
 平尾陣営は堂谷公民館前広場で、支持者約350人(陣営発表)を集め、出陣式。
 沢野邦三選対本部長は「ここに来ている1人1人が10票獲得しよう」と檄を飛ばし、前川明市議は「『平尾に1票』を積み重ね、皆さんと一緒に勝利を味わいたい」と応援。横山正和堂谷区長や柏原保育園保護者会の畑中幸一代表は同氏を「市の将来を託せる人」「市の発展のため、ド真剣な思いに心を打たれた」と支持を呼びかけた。
 平尾候補は「今回の市長選は争点なき選挙ではない。この6カ月、市内を歩き回り、市民の嘆きや思いを聞かせてもらってきた」と前置きした上、「現在、市の予算は市民や地域のために使われていない。金は市民に、地域に潤いを与えるもの。雇用を安定させ、安心して暮らせる運営を」と現市政の財政運営を指摘。「年寄りたちは『終の棲家』を願っている」「未来の子どもたちのために応援したい」と少子高齢化対策に意欲を示し、「私が保育料や子ども医療費の無料化を唱えたところ、『バラマキ』と批判した人がいたが、これは未来への投資であり、未来への支援。これをなくして都市の繁栄はない」と主張。
 「市民みんなで作る政治。みんなで議論する地方自治を目指す。私がみんなの代表として、市役所に声を届けたい。市を変えるのは有権者の1票。命をかけて戦う」と力強く語った。

現場主義、市民と対話
 泉陣営はグリーンパーク山東で、支持者約500人(陣営発表)を集めて第一声。上野賢一郎衆院議員、藤井勇治長浜市長、辻村克、赤堀義次、川島隆二、青木甚浩県議ら湖北地域の政治家が応援に駆けつけ、手厚い陣容を見せ付けていた。
 泉候補は「この4年間、絆で築く元気な米原市を訴え、現場主義で市民と対話を重ねながら元気に活動してきた」と振り返り、「3年間のシルクとの悪戦苦闘がいい形で収まり、次の4年間の自信となった。この経験を生かして米原駅東口の賑わい創出を達成する」と語った。高齢化対策として「在宅の医療、介護の体制を整える」と述べ、少子化に伴う学校統廃合問題については「柏原中の統合は再度、皆さんの意見を踏まえ方向を決めたい」とした。「地域の活性化は人材育成。地域を誇りに思い、地域に帰って一旗上げようという人材を育てたい」と語った。
 対立候補を意識してか「ただのバラマキでは困る。将来に負債を残さないようにしっかりとした財政運営に取り組む」と牽制球も。
 「県庁では元部下が幹部になっている。先生(県議)方もいる。いい形で4年間を進められる。あと4年間、かじ取り役を任せて欲しい」と訴えた。
 上野衆院議員は「米原市には継続と安定、実直さが必要」と述べ、赤堀県議も「政治の世界は太いパイプがなくてはならない。県議、県執行部と太いパイプを持つ泉候補を当選させたい」と訴えた。
 期日前投票は米原庁舎が午前8時半から午後8時(伊吹、山東、近江庁舎は午後6時)、16日まで。投開票は17日。9日現在の選挙人名簿登録者数は3万2503人。


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2013年02月08日

幻想的に盆梅、浜ちりめん

慶雲館でライトアップ、9日から
 慶雲館で開催中の長浜盆梅展で、9日から夜間のライトアップが始まる。
 通常、午後5時までの開館時間を8時半まで延長。盆梅の周りをフットライトやスポットライトで照らし、幻想的に浮かびあがらせる。
 長浜観光協会によると、満開で今が見ごろ。昼間の混雑を避け、ゆっくり梅が鑑賞できる、という。
 期間は3月9日まで。会期中、長浜西中生の和楽器演奏会(9日)、長浜きもの早春のつどい盆梅プレミアムツアー(14日)、盆梅育て方教室(毎週金曜)などがある。観覧料は大人500円、小中学生200円。
◇   ◇
 長浜盆梅展のライトアップ会場で、蛍光浜ちりめんのドレスが一般公開されている。独立行政法人「農業生物資源研究所(NIAS)」(茨城県つくば市)が開発した蛍光シルクを浜縮緬工業協同組合が浜ちりめんに加工。成安造形大学の田中秀彦准教授が、かぐや姫をイメージした舞台衣裳に仕立てた。
 NIASはノーベル賞を受賞した下村脩博士の発見した蛍光タンパク質を遺伝子組み換え技術で、カイコに組み込み、平成20年、世界初の蛍光シルクの開発に成功した。
 できあがった試作品は不純物を除去し、白生地に仕上げる精錬加工をしていないため、絹特有のソフトな肌ざわりや光沢などが出ておらず、同組合では県東北部工業技術センターのアドバイスを受けながら、新たな加工技術を開発した。
 展示されている蛍光シルクドレスは特殊なLEDを照射すると、ホタルのように浮かび上がり、黄色や赤のフィルター(セロハン)を介すと、鮮やかな緑や青、紫などが映し出され、立体的に見える。
 展示は盆梅ライトアップと同期間。午後6時から8時半まで。


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2013年02月07日

関電、長浜市と安全協定へ

満額回答ならずも、除外から一転
 関西電力美浜原発が長浜市から最短で15㌔に位置しながら、関電が隣接自治体でないことを理由に原子力安全協定の締結先から同市を除外していた問題で、関電は7日、安全協定を締結することを明らかにし、協定案を示した。この日行われた県や長浜市との協議で示した。
 関電の示した協定案は▽異常時における連絡▽損害の補償▽原子力防災対策への協力—など10条からなる。しかし、関電が県と結ぶ13条と比較すると、▽発電所の新増設の建設計画を事前に報告する▽発電所の燃料、放射性廃棄物を自治体内を通って輸送する際に計画を報告する▽必要と認められる場合には職員を発電所に派遣し、現地確認をさせる—の3条が除外されており、「満額回答」とはならなかった。関電は福井県内で結んだ隣々接自治体との協定を基準にしたとみられる。
 県は、市が協定案を受け入れれば、締結へ向けて動き出す考え。
 関西電力は昨年10月、安全協定案を示したが、美浜原発が立地する福井県美浜町に隣接していないとして長浜市を協定対象から除外。市側はUPZ(緊急防護措置区域)が30㌔圏域に設定さていることなどを念頭に、同年11月、関電に締結を要望していた。
 なお、この日の協議では県と県内市町の原子力防災担当者で組織する連絡協議会を設置し、原子力3事業者(関電、日本原子力発電、日本原子力研究開発機構)も参加することが決まった。


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2013年02月06日

悲願の初優勝目指し

近畿大会出場の長浜西中バレー部
 長浜西中学校男子バレーボール部は近畿選抜大会県予選(県バレーボール協会主催)で決勝戦に進出。17日午後1時15分から、野洲総合体育館で、昨夏、全国制覇を達成した皇子山中学校と対戦する。同部の決勝進出は3年ぶり2回目で、悲願の初優勝を目指す。
 今年のチームは絆が強く、試合では各選手が持ち味を発揮。粘りあるレシーブから展開する多彩な攻撃で圧倒。17チームが参加した大会では唐崎、愛知に順当勝ち、準決勝では長浜東を2対1のフルセットで破った。
 キャプテンの香水翔太選手は「練習どおりのプレーをしたい。バレーボールをやらせてもらっていることに感謝し、精一杯、頑張りたい」と意気込んでいる。
 ベスト4に入った同校と長浜東、皇子山、栗東西は3月26、27日、大阪で開かれる近畿大会に出場する。メンバーは次の皆さん。
 ▽監督=堤正則▽コーチ=日根野健一▽選手=香水翔太、中倉拓海、細井琢矢、河瀬裕太、湯浅蓮太郎、増渕岳、森功佑、西田大輝、吉山拓諒、川村太洋、稲田直浩、小西佑馬、宮川翼、宮島翼、山本裕大、栢下諒、戸田健士朗、浅野舜山、寺脇佑晟、清水唯、河合徳英(以上2年)。


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2013年02月05日

神照公園プール起工へ

来夏オープン 式典で安全祈願
 神照運動公園プールの起工式が5日、現地で行われ、関係者が工事期間中の安全などを祈願した。
 起工式には藤井勇治市長や徳永久志参院議員、県議、市議、市職員をはじめ、施工業者の材光工務店、設計・監理を担当する豊建築設計事務所の関係者ら約40人が出席。工事の無事を祈願し、地鎮祭などを執り行った。藤井勇治市長は「子どもから高齢者まで誰もが楽しめる魅力ある施設となるよう来夏オープンを目指し整備をすすめたい」とあいさつした。
 プールは敷地6100平方㍍に、全長140㍍の流水プール、ウォータースースライダー2本、学校の授業にも利用できる25㍍プール8コース、遊具を備えた水深15㌢と50㌢の子ども向けプールなどを整備する。管理棟は鉄骨2階建て延べ650平方㍍で更衣室などを備える。
 総事業費は7億5600万円。2014年夏のオープン予定。

レジャープールの楽しさ伝える
長浜市は来夏オープンの神照運動公園プールのレジャー色を伝えるイラストを作成した。
 イラストはウォータースライダーなどレジャープールの楽しさを強調したデザインで、子ども達が元気に水遊びしている。市の委託を受けた豊建築設計事務所が作成し、今後、広報材料として活用する。


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2013年02月04日

命の軌跡とメッセージ

林さん「あーちゃんの虹」発刊
 西上坂町の林智子さん(40)はこのほど、愛娘・明音ちゃん(享年6)から受け取った命のメッセージを綴った「あーちゃんの虹」を自費出版した。
 明音ちゃんは2005年10月18日に生まれたが、先天性心疾患「総動脈幹遺残」で、心臓の心室がひとつしかなく、手術を繰り返したが、余命も「あと1日」と医師に宣言された時もあった。
 しかし、家族の手厚い在宅看護や療育教室、びわ認定子ども園など、多くの出会いにより、笑顔あふれる生活を送れるようになっていった。
 11年11月、風邪をこじらせ、肺炎となり、急逝。生前、明音ちゃんと交わしていた約束を果たすべく、智子さんは短い生涯を生き抜いた命の軌跡とメッセージを1冊の本にまとめた。
 智子さんは日々の出来事をスケジュール帳に綴っており、明音ちゃんとの楽しかった思い出を思い出しては、涙した。明音ちゃんの誕生日、納骨の日、命日。いつも大きな虹が、見ていてくれたから、タイトルにその名をつけた。
 智子さんは「呼吸すること、笑うこと、当たり前のようにしていることが尊い。どんな辛いことでも、必ず幸せや希望の光がある。明日が来るという保証はない。この本を読んで『今日』を精一杯生きることを感じ取ってもらえれば」と話している。
 四六判、232ページ。文泉堂、サンミュージック長浜店など全国の書店で販売。1冊1575円。


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2013年02月02日

「ラテアート」でコーヒー楽しんで

グラツィエの西川さん、梅や雪だるま描く
 コーヒーに泡立てたミルクを注いで絵を描く「ラテアート」。北ビワコホテルグラツィエのカフェ「ヴェローナ」に勤務する西川千晴さん(23)は昨秋からラテアートを施したカプチーノを出し、密かな人気を呼んでいる。
 ラテアートの作り方は、専用マシンで抽出したコーヒー「エスプレッソ」に、スチームして泡立てたミルクを注ぎながら絵や模様を描く。先のとがったピックを使うことによって文字も書ける。1980年代から普及し、技術を競う大会が世界規模で開かれている。絵心はもちろん、ミルクの泡立て方、温度管理などが出来を左右する。
 同ホテルに入社3年目の西川さんは独学でラテアートに挑戦していたところ、1年ほど前から上羽輝明社長の指示で外部講師を招いて特訓を始めた。コーヒー豆のひき方、ミルクの温度と泡立て具合、注ぎ方のコツなどを「言葉では表現しきれない感覚」で身に付け、デザインのレパートリーを増やしてきた。ハートやリーフ(葉)、雪だるま、クマ、ウサギなど、複雑な絵でなければ何でも表現できるように。慶雲館で開催中の長浜盆梅展にちなんで梅の花を描くことも。客からは「かわいい」「すごい」と好評を得ている。
 「地元のお客様はコーヒーを注文されるとき『ブレンド』と頼まれる方が多いですが、コーヒー本来の濃厚な味を楽しめるエスプレッソやカプチーノをもっと浸透させたい。ラテアートでお客様とのコミュニケーションを生むことで、コーヒーの魅力を知ってもらえれば」と語る西川さん。「いつか本場のイタリアで修業してみたい」と夢見ている。
 複雑なデザインでなければ、リクエストに応じて絵を描き、希望者にはテーブルでもその様子も披露してくれる。問い合わせは同ホテル℡(62)7777へ。


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2013年02月01日

地蔵川の純粋種が消滅

ハリヨ、人為的移入で交雑進み
 米原市醒井のハリヨの研究報告会が31日、米原公民館で開かれ、研究者らが雑種化するハリヨの保全を訴えた。
 ハリヨは滋賀県と岐阜県の一部にしか生息しないトゲウオ科の絶滅危惧種。会ではハリヨ研究の第一人者、岐阜経済大学の森誠一教授や福井県立大学の小北智之准教授、琵琶湖博物館の学芸員らがハリヨの危機的な状況を紹介した。
 同博物館の金尾滋史学芸員によると、江戸時代の文献に、湖北と湖東でハリヨの存在が記されている。1980年以降、湧水の減少や河川のコンクリート造成、乱獲などで激減している。
 しかし、ここ10年間の調査をみると、長浜市や米原市などで新たな発見例がある。これは人為的に醒井から移入されたのが要因とみられ、現地調査した際も、「これはワシが(醒井から)とってきた奴」と自慢げに話す住民もいたという。
 小北准教授によると、醒井の地蔵川では人為的に移入されたイトヨとの交雑が進み、純粋種は消滅している。ハリヨはウロコが体の前半分に5、6枚しかないが、イトヨは頭から尾まで連なり、交雑種は20〜30枚程度まで増えている。DNAを調べると、滋賀と岐阜、北近江と東近江で区分けでき、滋賀の魚は草食系で長生き。岐阜の魚は肉食系で派手な色合い。小北准教授は「交雑が進むと自然の中で生きて行く上で、不利な血が入ってしまう」と訴えた。
 米原市の枝折川には純粋種が残っており醒井小、双葉中、醒井養鱒場は天然個体の飼育繁殖が行われている。森教授は市民、行政、研究者、地域が一体となり、交雑種の除去と固有種の復帰を提唱した上、「(環境整備や分別など)土木的な作業をしなければ、『近江の老舗』ともいえる、醒井のハリヨは崩壊する」と警鐘を鳴らしていた。


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