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資料館を自治会が運営

高月町東物部の萬蔵館、日時限定で
 高月町東物部のふるさと文化資料館「萬蔵館」は、市内でも珍しく自治会が運営している。貴重な民俗資料を豊富に保管しているが、知名度不足で客足が遠のいている。
 建物は明治34年築の総ケヤキ造り2階建ての延べ280平方㍍。新木万全さんが所有していたが、家族の転居で長年、空き家となっていた。
 家族から自治会への寄贈の申し出があり、住民らは有効利用策として古民具を持ち寄り、資料館として活用することにした。建物の改修費は地元出身で、産業用ポンプを手がける兵神装備の創業者・小野恒男さん(故人)が寄進。新木家の屋号の「萬蔵」をとって、平成2年に開館し、以降、住民が交代で毎週、館内を清掃。館長には歴代自治会長が就任するスタイル。入館料は徴収しておらず、建物の補修費は自治会から捻出している。
 オープン当初は多くの人が訪れたが、近年、来館者がほとんどいないため、日曜祝祭日の正午から午後4時のみ、開館。冬場も雪のため、開けていない。
 同館2階には養蚕や稲作の農道具、五右衛門風呂などの生活用具、村勢要覧「東物部明細帳」など貴重な歴史資料、柏原出身で江戸時代の画人・小森竹塘の作品などが並べてある。館長の新木和治さん(65)は「PR不足。マンネリ化も客足が遠のいた理由では。施設の維持管理も大変」と話す。今年初めて、地元の七郷小学校がふるさと学習で同館を利用しており、副自治会長の野田光さんは「地元の子どもたちに存在を知ってもらえれば」と語っている。
 事前予約があれば開館。問い合わせは新木さん℡(85)3655へ。


2013年01月22日 16:04 |


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