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柿を切ったらサルが去る?

米原市上板並で、木の剪定作戦
 獣害に悩む米原市上板並区で、サルの餌場となっている集落内の柿を刈り取る試みが22日行われる。放置されたままの木を伐採、剪定するもので、その成果に注目が集まっている。
 区内ではサルやイノシシ、シカなどによる農作物の被害が深刻で、特にサルは賢く運動神経が良いため、ネット柵や電気柵、ワイヤーメッシュなどを仕掛けても、効果が薄かった。
 住民らは獣害を掌握するため、大学で獣害対策を専攻していた「水源の里まいばらみらいつくり隊員」の加藤竜真さんの協力で、今年8〜9月、集落内の被害を調査。地図上に示すとサルの出没・目撃地点と柿の位置がほぼ一致し、柿とサルの数が比例していることが明らかになった。
 このデータを基に湖北農業農村振興事務所に獣害対策を相談したところ、柿を低木化するようアドバイスを受けた。木を低くするとサルが近づきにくくなり、高齢者でも収穫が容易で、放置柿を減少できるという。
 今月22日、事前に剪定講習を受けたメンバーによる2チームが、約20本を伐採する。
 伊賀並正信区長は「柿の木の上部はサルのパラダイスと化し、中には作物の収穫を諦めていた人もいた。果樹の伐採を懸念する声もあったが、これをきっかけに住民の意識が高まり、自主的に伐採している人もいる」と話している。
 【上板並の柿事情】84世帯あるが、過疎化で空き家が多い。また、他の集落と比べ、柿の数が多く、放置されたままの木も目立っている。県によると、サルにとって柿1個は1週間分の餌に相当する。3割程度の伐採で効果があり、「このような取り組みは県内でも珍しい」という。


2012年11月15日 10:57 |


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