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舞台は長浜、高校生のひと夏を描く

瀧上さんの小説「青春ぱんだバンド」が人気
 湖北随一の進学校「浅井高校」に通う男子生徒が「びわ農業高校」のヤンキーの誘いで文化祭向けのバンドを結成する—。長浜を舞台に、高校生のひと夏の青春を描いた小説「青春ぱんだバンド」が先月、小学館から発刊され、全国の書店で人気を呼んでいる。
 小学館が公募した「第3回きらら文学賞」で101編の中から文学賞に輝いた作品で、作者は滋賀県出身、立命館大卒の現役教員・瀧上耕さん(30)。詳細なプロフィールは明かしていない。
 高校3年生5人がバンドを結成し、文化祭への出場を目指す物語を、主人公の男子生徒の視点で描いている。大学医学部志望の優等生、アニメ・アイドルのオタク、そして不良美少女を交え、長浜市全域で友情と恋、涙と笑いのストーリーが展開される。大通寺、びわこ大仏をはじめ、鳩のマークの「平々堂」、喫茶店「マスコット」、イタリアン焼きそばの「茶々屋」などが登場し、登場人物の会話は「湖北弁」と、ローカル色の濃い内容。
 表紙絵は「謎解きはディナーのあとで」で知られる中村佑介さんが手がけた。各地の書店で特設コーナーが設けられるほどの人気で「これが友情!ってことを知る教科書」「恋に恋していた頃を思い出してしまった」など店員の感想を「帯」で紹介している。
 ハイパーブックス長浜店(八幡中山町)でも、無名の新人作家ながら他の新刊と並んで「そこそこの売れ行き」といい、書店担当・本城慶浩さん(28)は「作者と年代的に同じなので、共感する部分が多い。甘酸っぱく、懐かしい青春を感じます」と、小説の感想を話している。
 市民からは早くも映画やドラマなど映像化に期待する声も出ているが、瀧上さんは「とても嬉しいです。ただ、ここいらを舞台にした優れた作品はたくさんあるので。まずはそちらから。『偉大なる、しゅららぼん』(万城目学さん、集英社)は素晴らしい作品です」と控えめのコメント。
 四六判288ページ。1470円。全国の書店で発売中。


2012年10月12日 17:23 |


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