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認知症への対応学ぶ

長浜信金でサポーター養成講座
 認知症の人を理解し、支える「認知症サポーター」が注目を集めている。現在、全国に305万人いる認知症者は高齢化の進展で増加が指摘されており、全国でサポーターを養成する講座が開かれている。
 ATM(現金自動預け払い機)の操作に手間取る高齢者にどう声をかけるか。預金をおろしに来た男性が2日続けて通帳と印鑑を無くし、途方にくれているが、どう対処すれば良いのか—。4日、長浜信用金庫本店(元浜町)で行われた養成講座では、職員69人がロールプレイング形式で実践的な対応方法を学んだ。
 講師を務めたのは職員の杉山豊美さん、中村由佳里さん。2人は昨年、認知症サポーターを養成する「キャラバン・メイト」の研修を受け、信金内で職員の指導を担当している。
 認知症の人への対応の心得として▽驚かせない▽急がせない▽自尊心を傷つけない—と指導。「ATMで困っていても、後ろから声をかけて驚かせてはいけない。徐々に視界に入り、お客さんがこちらに気付いてから声をかけて下さい」「自尊心を傷つけないように窓口に誘導してください」と説明した。
 高橋利幸人事部長によると、通帳を無くして何度も窓口を訪れたり、ATMの操作方法を忘れたり、認知症の疑いのある客と接することが増えているという。このため、9月から全職員を対象にサポーター養成講座を受講させ、これまで計204人がサポーターとなった。
 高橋部長は「長浜市でも高齢化が進み認知症の方への支援が求められている。職員が地域の一員として、認知症について正しく理解し、対処方法を身につけることで、日常生活に不自由されている方々のお手伝いに努められれば」と成果に期待している。
 認知症サポーターは認知症者と家族を応援するため平成17年に制度化された。
 講座を通じて認知症についての正しい知識、適切な対応方法を学び、受講者にはサポーターの証として「オレンジリング」が渡される。現在、サポーターは全国に340万人おり、長浜市内でも8300人余り(今年6月30日現在)。長浜市によると市内では今年度、長浜信用金庫以外にニチイ学館長浜支店、コープしが長浜センター、湖北地域消防本部で認知症サポーター養成講座が開かれている。なお、講座に関する問い合わせは長浜市地域包括支援課℡(65)7841へ。


2012年10月05日 17:14 |


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