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地震体験車引っ張りだこ

震災教訓に、11月まで予約一杯
 湖北地域消防本部が導入した地震体験車が引っ張りだこになっている。昨年の震災を機に、市民の防災意識が高まっており、11月末まで予約が取れない人気ぶり。
 地震体験車「ナマズン号」は東日本大地震などが再現できる最新型の車で、今年1月の出初め式でデビューし、その後、自治会や学校、企業の研修などで活用されている。
 雨天や雪の日は使用できないため、1〜6月までは39回の利用にとどまったが、7月以降の予約はその約3倍、106件。週末は自治会の争奪合戦で、11月24日まで空きがなく、今後も増えそうな気配。
 同消防本部は「今年は物珍しさもあり、殺到しているのでは。震災を機に市民の防災意識は高まっているのは確か」と話している。


地震車、導入の経緯
 長浜市民の震災に関する関心は日増しに高くなっており昨年だけで「地震体験」の要望は80件余り。しかし、県の起震車「ぐらぐら号」は1台しかなく、湖北エリアでは24回しか応じることができなかった。
 同消防本部が約2600万円かけ導入した車はコンピュータープログラムで関東大震災や新潟中越地震など17種のパターンを忠実に再現できる。


自主防災意識高揚
 長浜市内では自治会の自主防災意識も日増しに高まっている。
 自治会長アンケートによると、自主防災組織の結成率は平成22年度73・9%だったが、今年度84・6%に向上。
 また、防災体制を整えるため、市から助成金を受けた自治会は平成23年度、63団体だったが、今年度は12日時点で90団体を突破する見込み。
 この助成金は発電機や可搬式ポンプ、AEDなど資機材の購入や避難計画策定やパンフレットの作成などに活用できる。


週末、訓練や講演会
 今週末、市内3カ所で訓練や講演会などが行われる。
 小谷丁野自治会は15日午前8時から、自主防災訓練。各家庭での避難法や安否確認などの仕方を再点検する。
 田根小学校PTA(林浩志会長)は14日午後3時から親子体験学習。「親子で防災力」をテーマに、起震車や水消火器を体験、心肺蘇生法などを学ぶ。
 大井町自治会は14日午後7時半から大井集会所で防災講演会を開く。
 橋梁エンジニアの梅本尚孝さん(下坂中町)が「水害から守ろう!大井町の生命と財産」をテーマに、姉川周辺の地形や旧大井橋の構造を検証。京都大学防災研究所の畑山満則博士も参加する。


2012年07月13日 16:10 |


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