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塩津港遺跡に施設の跡

高度な技術で湖岸を埋め立て造成
 西浅井町の塩津港遺跡を調査している県文化剤保護協会は12日、湖岸を埋め立て造成した平安時代後期の施設跡を発見した、と発表した。
 同遺跡は古代から近世まで約1000年以上にわたり、琵琶湖の水運の要衝だった港に関わるもので、これまでの調査で、平安時代後期の神社跡が検出され、5体の神像や約300点の木簡(札)などが出土している。
 今回の調査は国道8号線バイパス建設工事に伴い、今年5月から神社跡の東南約250㍍、約250平方㍍で行われた。
 地表約2㍍を掘り下げた地点で、護岸施設を伴う遺構があり、湖岸を造成した高さは最大1・5㍍。埋め立てられた土地の周囲は小石が敷き詰められ、内地には横木や数列の杭が東西に数列並んでいた。
 小石を用いた護岸施設を伴う埋め立て工法は、平安時代後期に行われたと見られ、区画内には井戸と埋甕2基、その周辺には石材や炭の跡があり、何らかの建造物が存在していた、と考えられる。
 同協会は「港の存在を示す遺構。古代から中世にかけての港の構造や土木技術の水準を知る上での手がかりとなる」と話している。
 なお、一般向け現地説明会は14日午後1時半から。事前申し込み不要。


2012年07月13日 16:06 |


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