滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



恣意的に「再編」調査

県教委「早急」、市長「急がば、回れ」
 県立高校の再編計画を急ぐ県教委は11日、「長浜市の未来を拓く教育検討委員会」で、市内の中学2年生とその保護者を対象に、高校再編に関するアンケート調査を実施することを発表した。13日に配布し、夏休み前(18日)までに回収するが、恣意的な質問事項があり、委員からは「するべきではない」「性急で理解できない」など反発する声が相次いだ。
 この日、委員会への出席を申し入れた安田全男教育次長が明らかにしたもので、アンケートには進学したい学科や学校の特色、定時制の必要性や理想とする高校像など13問を設定。結果を踏まえ、8月〜9月中旬にかけ、再編計画案を示す、とした。
 ところがアンケートには理想とする高校像の質問に「1学年あたり6〜8学級は多様な選択科目が設定でき、部活動や学校行事が活発にできる」という注釈を入れたり、「新校は駅から徒歩で何分くらいの所にあれば良いと思いますか」などの項目があり、県教委が昨年示した原案「長浜と長浜北を統合し、(新校を長浜駅から最寄りの)長浜高校に設置」という意向が見え隠れしている。
 委員からは「統廃合ありきが色濃く出ている」「初めからバイアス(偏り)が、かけられている」「質問内容が中2には難し過ぎる」「問題点が多く、すべきでない」と批判的な意見が出た。
 安田教育次長は「統合を前提にした再編計画。原案に反対の声が出ているが、これまで『ゼロベース』『白紙撤回』とは一切、言っていない。新校の設置場所は長浜、長浜北星、長浜北など、あらゆる県有地も候補。再編に関し、プロセス、統合のあり方に問題があると認識している。アンケートで具体的な意見を聴き、参考にしたい。結果は委員会に公表し、第2次提言に反映してもらえれば」と述べ、内容を一部修正した上、予定どおりアンケートを断行するとした。
 先走る県教委に対して、藤井勇治市長は「『急がば、回れ』。しっかり手順を踏んで再編案を示して欲しい」と釘を刺した。


2012年07月12日 15:00 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会