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「尖閣侵略は海洋政策」

防衛協会総会で自衛隊幹部が講演
 日本固有の領土である尖閣諸島を「核心的利益」と主張するなど、中国の軍事力を背景にした海洋覇権が日本の安全保障の危機的課題となる中、自衛隊滋賀地方協力本部長の甲斐田幸輝氏(一等陸佐)が16日、長浜市内で講演。「尖閣諸島の侵略は海洋政策の第一歩」と、訴えた。
 甲斐田氏は、中国自身の主張や思想に則った世界を作り上げる「中華思想」に基づき、中国政府が「中華民族の偉大なる復興」を大方針に掲げているとし、同国の性格について「歴史は時の権力者、政治の都合で書き直す。力こそがすべて」と分析した。
 中国の尖閣諸島の実効支配のシナリオ(全5段階)は武力衝突寸前の第3段階で、中国がフィリピンから南沙諸島を奪った経過に似ていると指摘した。また、尖閣諸島への侵略は中国の長期海洋戦略に基づく計画の第1歩で、清と国交のあった琉球(現・沖縄)の独立、支配も想定し、「いかに沖縄をとるのか、(中国政府の)中央で戦略をつくっている」と明かした。そのうえで、南西地域の防衛体制の強化、米海兵隊との緊密連携などを訴えた。
 講演は県防衛協会長浜支部の総会で行われ、約30人が出席。講演にあたり同氏は「政府や防衛省の統一見解ではない」と前置きしている。

支部長に太田氏
 防衛協会長浜支部は16日の総会で次のとおり役員を改選した。
 ▽支部長=太田輝明▽副支部長=冬木克彦▽監事=田辺兵一、森居健太郎▽理事=中川卓、福永利平、大堀良一、谷口清士、東野司、金沢全伊、武田了久、阪東民男、西尾元伸、土田幸一、桜井博、石塚紀代美、伊藤寿彦、尾崎清、北田康隆▽相談役=北川薫。
 長浜支部は1994年に設立され、護衛艦体験航海、演習の見学などで自衛隊への理解を深めるとともに、防衛意識の高揚のため講演会や音楽会、パンフレットの配布などに取り組んでいる。随時会員を募集中。問い合わせは中川卓さん☎(63)2100へ。


2012年06月18日 15:37 |


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