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障害者のお出掛けを応援

「バリアフリーマップ湖北」が完成
 長浜米原しょうがい者自立支援協議会は、障害者の外出の機会を増やそうと、湖北地域の飲食店や公共施設のバリアフリー情報を収録した「バリアフリーマップ湖北」を作成した。3月15日から公共施設や観光施設で配布し、インターネット(http://heartful-p.com/bf-map/)でも公開する。
 協議会からの委託で、市民グループ「ハートフル・プラザ」を中心に組織する実行委員会(廣部猛司委員長)が、地元の障害者団体や長浜バイオ大、県立看護専門学校の学生らの協力を得て、昨年から長浜、米原両市内の施設を調査していた。
 車椅子利用者を含む延べ105人が飲食店や小売店、公共施設など約300カ所を訪問し、段差の有無や通路の幅、トイレの設備などをチェックした。
 マップでは▽障害者用駐車場▽スロープ▽店内の段差▽点字案内▽障害者用トイレ▽補助犬同伴―など72項目の設備、サービスについて紹介している。
 項目は子細にわたり、例えば、トイレットペーパーの取り付け位置は、便座の右、左、前のどの位置にあるのかを明記。廣部委員長は「手が自由に動く人には理解できない項目も、障害者にとっては店選びの基準になる」と説明している。
 調査中に気付かされたことも多かったという。廣部委員長は「車椅子利用者がトイレを利用するには入口の幅が最低でも65㌢必要だが、ほとんどが60㌢以下。95%の飲食店がアウトだった」と振り返り、マップの発行を通して、バリアフリー意識が広がることに期待を寄せている。

改修費30万円を助成 長浜市、店舗のバリアフリー化に
 長浜市は小規模店舗のバリアフリー化を促すため、改修費用を補助する制度を新設する。
 対象は従業員20人以下の小売業、サービス業などの店舗。段差解消、滑り止め、手すり設置、開口部の拡張、便器の取り替えなど障害者に優しい改修に上限30万円(補助率2分の1)を助成する。予算は900万円を計上している。
 長浜米原しょうがい者自立支援協議会のバリアフリーマップ作りの過程で、問題意識があるものの費用面から改修できない店舗があったことから、補助制度を設ける。市しょうがい福祉課は「障害者に外出しやすい環境を整えるきっかけになれば」と話している。
 自治体が店舗のバリアフリー改修費用を助成する制度は県内に例がなく、全国でも京田辺市など数件しかないという。
 制度は4月からスタート予定。問い合わせは同課℡(65)6518へ。


2012年02月29日 21:17 |


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