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県立高校再編 会派提言に市議会賛否

「整合性ない」「県教委を後押し」「提言は必要」「意見出すべき」
 県教委が進める高校再編計画について、議長も所属する長浜市議会会派「プロジェクト21」(北田康隆代表)が先月、独自の再編案を藤井勇治市長に提言したことを受け、市議会で賛否が出ている。
 昨年9月議会で再編計画の白紙撤回を求める決議案を全会一致で可決した経緯から、「整合性がない。県教委の再編を後押しするようなものだ」と批判が出る一方、「会派が独自の再編案を提言することは議会人として当然だ」との意見もある。
 16日の総務教育常任委員会(浅見勝也委員長)の協議会では、竹内達夫議員(共産党)が「白紙撤回の決議と整合性がない」「市当局の進め方と相反する」「校名まで出すのは余りにも行きすぎ。スタンドプレー的パフォーマンスだ」と批判。東野司議員(今浜会)も「議会人として大局に立ってモノを考える必要がある」と、全会一致で白紙撤回を決議しながら、議長や委員長が所属する会派が独断で再編推進案を提言したことに異論を唱えた。
 一方、プロジェクト21の浅見委員長は「白紙撤回を決議したが、県教委が11月に立ち止まった(計画策定を先送りした)ことで目的を果たせた。ターニングポイントだ」「市長も再編の必要性は感じている。地域の声を聞きたいとも発言されていた」として、「会派として提言することは必要だ」と説明。脇阪宏一議員(プロジェクト21)も「白紙撤回をそのまま置いておけない。意見があるなら、どんどん出すべき」と訴えた。
 竹本直隆議員(新しい風)は「将来のことを今から考える必要がある。白紙の先はどうするのか。それを考えた提案だと思う。これから先をどうするのか、議員で議論をしておかないと」と語った。森田義人議員(同)は「これまでの議会の歩み、経過がある。慎重さが足りなかったのでは」と苦言を呈した。
 プロジェクト21の提言は、長浜・長浜北統合校のJR沿線への新設、長浜高跡地への養護学校移転、農高の伊香高への移転統合など、具体的に校名を挙げてまとめている。提言後は、北田代表だけでなく、会派に所属する吉田豊議長や、浅見委員長も批判の矢面に立たされている。
 なお、提言の全文は会派のホームページ(http://blog.goo.ne.jp/nagahama-project21)で公開。「ただ白紙撤回と叫ぶだけでなく、それぞれ対案を具体的に示すべき。そうしないと県教育委員会に対して説得性が無い。プロジェクト21の提言は、内容は別として先陣を切って一石を投じた」とのコメントが寄せられている。


2012年02月17日 17:39 |


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