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長浜城歴史博物館 勝手にライトアップ

ピンクとハートに染まる
 バレンタインデーの14日夜、長浜城がピンク色の明かりに照らされ、市民のド肝を抜いた。
 ライトアップは午後7時から深夜0時まで約5時間続き、白い城壁をピンク色のハートで彩った。
 長浜市殿町の照明デザイナー・一柳忠彦さんが地元の10代、20代の若者8人と協力し、機材8台を持ち込んでゲリラ的に行った。若者やカップルから「きれい」との感想が出る一方、勝手にライトアップされた長浜城歴史博物館は「目くじら立てて怒りはしないが、事前に一声掛けて欲しかった」と話している。
 一柳さんは東京で約20年間、照明デザイナーとしてテレビ番組やコンサートを担当し、昨年12月に帰郷した。
 「長浜に限らず田舎の若者は閉鎖的。カネや社会的信用がない若者でも、何でも出来るということを発信したかった」とライトアップを計画した。
 12日、自身のブログで「バレンタインバージョンに勝手(非公式)に個人でライトアップします」と予告。「長浜で『どうせ出来ない』と自ら『壁』を作ってしまっている人達に『どうせ出来ない』より『まずやってみる!』と言うメッセージを伝えたい」と趣旨を説明していた。
 長浜城歴史博物館は東日本大震災以降、関電の節電要請に応じてライトアップを自粛しているが、大音壽士館長は「品の無い照明なら困るが、市民がやってくれたこと。まあ、しょうがないですね。問題が起きないよう職員を交代で待機させました」と話している。
 市民の反応は賛否両論。「壮大なイタズラ。見ていて、とがめられないかハラハラした。一柳さんと話をしたが、こういう人が長浜にいれば良いと思う。花火が無くなり、市民の気持ちは沈滞ムードにあり、(ライトアップは)面白いイベント。市民に楽しんでもらえれば良いのでは」(51歳男性)、「ゲリラ的に敢行したことは良くない。城の管理者の了解を得るなど、大人のルールを守ってほしかった」(48歳女性)との声が聞かれた。


2012年02月15日 17:52 |


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