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虎高生物化学部 遺伝子残し、伝説を検証

カスミサンショウウオの飼育開始
 長浜市南部の丘陵地に生息し、絶滅の危機にひんしているカスミサンショウウオを救おうと、虎姫高校の生物化学部が人工飼育を開始。部員たちは保護を続けながら、地域に残るサンショウウオ伝説を検証する。
 保護活動をしている長浜バイオ大学が、地域や学校に支援を呼びかけていたところ、虎高PTA会長の小西康之さんが、この話を聞きつけ、同校へ橋渡しした。
 生徒たちは体長3〜4㌢の幼体3匹を恒温器の中の飼育ケースで育てており、「ピンセットでつまんだエサをくわえて、食べた」「尻尾の黄色の面積が日によって変わる」など細かく記録している。
 また、同校には「校内の井戸に昔、オオサンショウウオが生息していた」という言い伝えが残っており、同校のマスコットキャラクターになっている。部ではこの伝説を実証するため、学校周辺でサンショウウオの生態を調査。飼育中の幼生と遺伝子などを比べながら、地域の特性を検証する考え。
 前田智紀部長(2年)は「飼うだけでなく、遺伝子を残しながら、人と生き物の繋がりを考えてゆきたい」と話している。
 【カスミサンショウウオ】県のレッドリストで「希少種」に指定されており、体長は8〜9㌢。寿命は15〜20年程度といわれているが、詳しい生態は不明。産卵期(2〜3月)以外は山などに隠れていて、普段はめったに人目につかない。2005年、長浜バイオ大学の齋藤修教授らにより、市南部で100匹余りが生息していることが判明している。


2012年01月25日 15:41 |


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