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プロジェクト21 理想の再編案を提言

長農・伊香統合、JR沿線に新校
 長浜市議会の会派「プロジェクト21」(北田康隆代表)は23日、膳所、彦根東高校に匹敵する進学校の新設や、長浜農高、伊香高の統合などを盛り込んだ独自の高校再編提言書を藤井勇治市長に提出した。
 提言書では、県教委の計画案について▽湖北でなぜ統廃合が必要なのか、明確に示されていない▽なぜ統合対象が長浜と長浜北なのか▽統合新校のビジョンが不明確—などの問題点を指摘している。
 ただし、平成21年度の県立高校中退388人、長期欠席839人、不登校527人という数字から「学科や学校規模が子ども達や社会のニーズに合っていないのが問題ではないか」と提起し、再編の必要性を訴えている。
◇   ◇
 膳所、彦根東に匹敵する進学校の設置のほか、産業振興と企業誘致の視点から電気・機械・情報科など、多様なニーズに応えるため芸術科・体育科・環境科などの設置が必要としている。学校規模は1学年7〜8学級、全校生徒800〜1000人、通学の利便性からJR沿線での設置が望ましいとしている。
 そのうえで、「虎姫高はさらなる進学校に」とし、英語科や理数科の併設を求めている。
 長浜北高は校風、教育課程、進路実績など類似性の強い長浜高と統合。虎姫に並ぶ進学校を想定し、福祉科の併設も必要とした。設置場所については通学の利便性に配慮し、長浜バイオ大北側に隣接する高橋町が「最適地」とした。
 長浜北高跡地は商業施設用地や住宅地として売却。長浜高跡地には手狭になっている長浜養護学校を移転させ、高等養護学校を併設する。
 さらに、長浜農高は「JR沿線から遠く離れて通学には不便」なことから、伊香高へ移転統合し、膨大な森林資源を生かせる科の増設も考慮する。
 県教委が進める定時制の能登川高への集約については、定時制が「勤労青少年のため」から「中退や不登校者のための学び直しの学校」に変わっている実態から「適切かつ的確」とした。そのうえで、湖北地域の生徒の通学負担増への対応として分校設置の検討を訴えている。
 提言書は藤井市長に対し「湖北の子ども達のため、夢と希望の持てる高校再編になるよう県に積極的に提案されることを望む」と締めくくっている。
 プロジェクト21は吉田豊議長が所属する市議会の中核会派のひとつ。昨年の県教委の県立高校再編計画案の発表を受け、会派独自の提言に向けて、調査、研究を行ってきた。


2012年01月24日 15:59 |


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