滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



歴史資料の保存活用を

文化10団体が長浜市に陳情
 県内最古の江北図書館(木之本町木之本)をはじめ、長浜市の本庁や支所で保管されている貴重な歴史資料の保存活用を求め、県内の文化団体などが、29日、藤井勇治市長に陳情書を手渡した。
 提出したのは公益財団法人「江北図書館」の冨田光彦理事長をはじめ、県文化振興事業団、市文化財保護審議会、滋賀大学経済経営研究所、長浜史学会、湖北エコミュージアム推進協議会、長浜城歴史博物館友の会、長浜み~な協会と地域にゆかりが深い湖北土地改良区の会長、理事長ら10人。
 江北図書館では「近江伊香郡志」の編さん時に収集された明治初年の地券取調総絵図や、明治14年に郡内全戸が出資し、被災者や恵まれない家庭を救済するために設立された社会保障機関「伊香相救社」(平成22年解散)の資料などを数多く保管しているが、建物の老朽化やセキュリティ面の問題が出ている。
 また、旧伊香郡では余呉にしか、町史はなく、高月町史は「景観・文化財編」のみ出版。本庁や旧町の支所に残っている公文書なども散逸したり、物置で眠ったままとなっている。
 冨田理事長らは市の遊休施設を「長浜市歴史資料館」として、有効活用し、合併前1市8町の歴史資料や公文書を1カ所にまとめることや▽江北図書館の蔵書▽長浜の行政資料▽地域や市民からの提供資料を分類・整理する「歴史資料活用センター」の設置、新・長浜市史の編さんなどを要望。それにはボランティアが積極的に参画できる仕組み作りが必要、としている。
 湖北エコミュージアム推進協議会の吉田一郎会長は「地域づくりは歴史がベースにないと、展開できない。歴史は地域の宝。この陳情をきっかけに、市民運動の盛り上がりを期待したい」と話している。


2011年11月29日 17:19 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会