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民間保育園進出、公立は…

市「大谷は閉園」、保護者「存続を」
 長浜市内で民間保育園が相次いで誕生している。待機児童の多さや市独自の補助制度が民間誘致につながり、来年4月には新たに2園が開設する。一方、公立保育園は園舎の老朽化に伴って閉鎖される方針で、寂しさを募らせる保護者もいる。
 中心市街地の大通寺境内にある市立大谷保育園(元浜町)は、近くに民間保育園がオープンすることに伴い、市は平成26年3月での閉園を決めた。今年9月の保護者への説明会では、境内にある特殊性などから閉園に反対する声が出て、市は保護者との話し合いで閉園時期を決めることにした。
 園児の保護者らは「残す会」(代表=和田洋典・同園PTA会長)を結成し、存続を求めて署名活動を始めた。「あらためて大通寺の中の保育園という大切さを感じた。別院の職員の方、お参りの方、観光客ら、地域の人々の見守りを感じて、仏様のいらっしゃる門をくぐることの大切さに気付いた」と、行政にはない価値観を訴えている。
 しかし、市子育て支援課は「大谷保育園の現地改築は建築基準を満たさない。大通寺との土地の借地契約も平成28年で切れる。近くに民間保育園ができる中で、新たな投資は難しい」と閉園に理解を求めている。
 市内では老朽化が進む東保育園(南小足町)も来年度の運営を最後に閉園する。
 民間保育園は今年4月に「長浜学舎」(新庄中町)、「レイモンド長浜保育園」(南小足町)がオープンし、来年4月には「長浜梅香保育園」(三ツ矢元町)、「しらやま保育園」(加納町)が誕生する。民間保育園の進出は競争によるサービスの向上(早朝保育、乳児保育、延長保育、休日保育など)に期待でき、自治体の財政負担も軽減できる。
 それでも、湖北地域の仏教信仰の中心地にある大谷保育園に愛着を持つ保護者は多く、存続を求める声が根強い。


2011年11月29日 17:16 |


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