滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。



議員親族の入札、是非は?

市議会で問題に、契約議案は可決
 長浜市の発注する入札に、市議会議員の近しい親族の参入は倫理的に許されるのか―。24日の市議会総務教育常任委員会(浅見勝也委員長)で、議員の母親が代表を務める商店から災害備蓄用毛布1万枚を購入する契約案件について議員から異論が相次いだ。
 問題となった契約は、真空パックされた毛布1万枚を災害に備え市が購入するもの。指名競争入札で議員の母親が代表を務める商店が落札した。契約額は2199万7500円。
 2000万円以上の財産の取得には市議会の議決が必要なため、臨時会に提案された。
 委員会では、竹内達夫議員、脇阪宏一議員らが住所や電話番号から、実質的な経営者は議員ではないかと指摘し、「疑惑の念を生じることがあってはならない」「議員個人のモラル、倫理の問題」と厳しい意見が相次いだ。
 一方、東野司議員は「過去に議員の親族が入札に参加することは多々あった」と、今回の問題だけを取り上げることを疑問視した。
 東久雄議員は「審査上はパスしているが、市民は疑念を持っている」と指摘したうえで、「防災毛布は必要で、否決すれば即座の災害に対応できない」とし、可決を訴えた。委員会採決では賛否が分かれたが、賛成多数で可決。本会議でも可決された。
 議員本人や親族の経営する事業所が自治体の発注する入札に参加することについて、地方自治法では議員本人が代表や監査役などを務める事業者と、議員の属する自治体との請負契約を禁じている。
 さらに、長浜市議員政治倫理条例では、「議員並びにその配偶者及び同居の親族は(中略)、市との請負契約の相手方となることを辞退し、いやしくも市民に対し疑惑の念を生じさせることがあってはならない」と定めている。


2011年10月24日 18:41 |


過去のニュース


しが彦根新聞
滋賀夕刊電子版
滋賀夕刊宅配版
滋賀夕刊デジタルトライアル
“新聞広告の資料請求、ご案内はこちらから"
 
長浜市
長浜市議会