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県教委の無策に怒りの声

PTA向け説明会、具体方針示さず
 長浜市内小中学校のPTA役員を対象にした県立高校再編の説明会が24日夜、市民交流センターで開かれた。出席者からは、統廃合の対象となっている長浜、長浜北高での生徒募集停止後の学校活動を心配する声や、計画の確定時期を問う意見が相次いだが、県教委から具体的方針が示されることはなく、「これでは中学3年生は進路を決められない」と不満の声が渦巻いた。
 再編計画原案のスケジュールによると、長浜、長浜北では2014年度から生徒募集を停止する。今の中学3年生が高校3年生になった際、両校では1年生が不在となる。保護者からは「今の中学3年が長浜、長浜北に行ったら、後輩がいなくなる。体育祭、部活はどうなるのか。希望がない」と不安の声が出た。
 県教委の担当者は「クラブ活動を高校同士で取り組むなど、支援策をいち早く考えなければならない」と述べるにとどまった。出席者から「子どもの進路を決める時期が迫っている。PTA役員として保護者に説明できない」と反発されても、「間違いなく支援策に取り組むとしか言えない」との回答で、無策ぶりをうかがわせた。
 また、再編計画がいまだ「原案」の段階であることに、保護者からは「中学3年生はもう2、3カ月で進路を決めなくてはならない。(計画決定の)日付を区切って欲しい」と求めたが、県教委は最後まで「原案は今年度中には決めたい」とするだけ。
 再編計画が確定しないまま、進路を決めなければならない今の中学3年生の保護者は「説明会で得られるものは何もなかった。このままでは長浜、長浜北高には行かせられない」と語気を強めた。
 長浜、長浜北の統合によって、湖北地域で3クラス120人分の定員減少につながるとの指摘に対しては、県教委は「虎姫や長浜北星の定員を増やすことで、湖北地域の定員は減らさない」と理解を求めた。出席者は「虎姫と北星で受け皿となりうるのか」「子ども達が止むに止まれず南へ行くことがないようにして欲しい」と訴えていた。
 説明会にはPTA役員100人余りのほか、藤井勇治市長、川島隆二、青木甚浩、大橋通伸県議が出席した。


2011年08月25日 15:32 |


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