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高校再編、「白紙化ない」とゼロ回答

市長の公開質問状に、県教委
 県教委は5日、高校再編計画原案の白紙撤回を求めて公開質問状を提出していた藤井勇治市長に回答書を届けた。「白紙にすることは考えていない」と、市の訴えをすべて退ける「ゼロ回答」だったことから、藤井市長は回答書を突き返し、再提出を求めた。
 藤井市長は先月25日、県教委の発表した原案について「策定までのプロセス、内容は承服しがたい」と、原案の白紙化と再編議論の出直しを求めて、嘉田由紀子知事と末松史彦教育長に公開質問状を提出していた。
 回答書は、長浜・長浜北の統合の理由について「統合校間の教育資源の活かしやすさ、学習内容の発展性、交通の利便性、施設の状況を総合的に勘案した」との従来の説明。藤井市長が「評価の高い高校同士(長浜・長浜北)の統合より、他の評価の低い高校の対応を優先すべき」と訴えていた点については、「(高校の評価は)再編の判断材料にしていない」と切り替えした。
 また、長浜北星、彦根東、彦根工業の定時制を廃止し、能登川を単位制に改編する計画についても「効率的にも地理的にもまったく意味が分からない」と再編理由を求めていたが、回答書は単位制について「生徒の多様な学習スタイルや学習ペースに応えられる」と利点を説明。立地は「全県的な配置バランス、交通の利便性を考慮した」と回答した。
 「再編で長浜市に立地する高校の定員は120人以上の大幅減となる」との指摘には、「募集定員の削減は考えていない。中学卒業者の数、志望動向を踏まえ、定員を確保する」とした。
 嘉田知事も「白紙にすべきものとは考えていないが、広く意見をうかがい、より良いものにしていただきたい」と回答し、「子どもの視点、保護者の視点、地域住民の視点から分かりやすく説明し、将来に夢と希望が持て、地域の誇りとなるような熱意あふれたビジョンを示すよう教育委員会にお願いしている」とした。
 藤井市長は「今回の再編計画に様々な意見が出ているにもかかわらず、従前の方向性を変えず、当初の内容を繰り返すもの」と猛反発。市教委幹部が持参した回答書を受け取らなかった。


2011年08月06日 19:21 |


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