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高校再編説明会、原案に教師らの批判噴出

出席者「統合理論は破綻」
教育長「白紙撤回はない」

 県立高校再編計画の説明会が31日、長浜市の市民交流センターで開かれた。出席者からは長浜・長浜北の統合、長浜北星定時制の廃止などを盛り込んだ計画原案への批判の声が相次いだ。
 教師や保護者、一般市民ら121人が出席した。現役の高校、中学教師が次々と原案に異論を唱え、県教委への対決姿勢を鮮明化させた。
 「小規模校では切磋琢磨できない」と適正学校規模を6~8学級とする県教委に対し、出席者は「小規模だから切磋琢磨できないという理論は破綻している」「学校を潰すための便利な言葉」と批判し、原案の白紙撤回を求めた。
 県教委の担当者は「現段階ではベストと考えているが、県民の意見を十分踏まえたい」と語り、末松史彦教育長も「白紙撤回という形にはならない」と答えた。
 長浜・長浜北統合について、「なぜ、長浜北高が潰されるのか理由が分からない。何がいけないのか」などと統合への批判や、統合後の施設・教育環境などへの不安の声が出た。末松教育長は「湖北は小規模校が多く、活力がなくなってきている。両校の伝統、歴史、実績を良い形で発展させ、蓄積された伝統と実績は、統合校の教育に生かされる。湖北全体で学校をある程度の規模にすることによって、活力が蓄えられ、地域全体の活性化が図られる」「子ども達に一番良い学習環境を考え、再編していきたい」と教委の方針を訴えた。
 長浜北星、彦根東、彦根工業の定時制を廃止し、昼間でも通える単位制の学科を能登川に新設する計画については、教師から「通学時間が30分伸びる。県北部を定時制の空白地にしないで欲しい」との訴え。しかし、県教委は「必ずしも定時制、夜間でなくてもいいという意見もある。単位制の導入でフレキシブルに多様なニーズに応えられる」と理解を求めたうえ、「能登川は県北部にあたる」との「持論」も展開した。
 説明会では教師の発言ばかりが目立ったため、司会が教師以外に意見を求める一幕も。終了時刻になっても出席者の発言を求める挙手は止まらず、30分余り延長した後、説明会続行を求める声が飛び交う中、打ち切った。


2011年08月01日 18:01 |


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