役者評価 相撲番付風に
江戸後期の長浜曳山祭で作成
長浜曳山祭の子ども歌舞伎の役者を、相撲番付風に評価した江戸時代後期の見立表が見つかり、2日、曳山博物館に寄贈された。
彦根市内のミニコミ紙「どんつき瓦版」の記者を務める増田由季さん(33)が昨年5月、同市内の個人から無償で譲り受け、調査のため同館に持ち込んだ。
見立表は木版一色刷りで、縦35・5㌢、横49㌢。44人の役者の演技を「大関」「関脇」「小結」「前頭」の4段階で評価し、うち4人は別格として「行司」「頭取」「勧進元」「惣後見」に位置づけている。配役名、山組の頭文字も添えられ、版元は「鍛冶屋甚八郎」となっている
曳山博物館が過去の記録から芸題と役者を調べたところ、天保8年(1837)に制作されたことが判明した。しかし、評価の基準や、どのように配布されたかは不明。
曳山文化協会理事の西川丈雄さんは「京や大坂の歌舞伎芝居でも当時、評判役者の見立番付が出版されていることから、それをならって刷ったのだろう。子ども歌舞伎への造詣の深さや鑑賞力を示している」と評価している。
見立表は3月1日から31日まで、同館で展示する。
2010年02月03日 15:05 | パーマリンク
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