ゴミ屋敷、打つ手なし
異臭・病害虫、消火活動遅らす
25日午後4時半ごろ、長浜市内の会社員方の木造2階建て延べ100平方㍍の住宅から出火。2階の約30平方㍍を焼き、約2時間後、消し止められた。この家の中には大量のゴミが堆積しており、消火活動の妨げになった。通称・ゴミ屋敷は異臭や病害虫の発生源にもなっており近隣住民も困惑。社会問題化している。
ゴミを異常に溜め込むゴミ屋敷は、家主が▽ゴミを拾い集めてくる▽整理整頓ができない▽ゴミに執着心が強く捨てることができない▽不快に思わないことなどが原因。
貯まったゴミは悪臭やネズミ、ゴキブリの発生や、ボヤ・放火などの要因になる。今回の火災では、宅内にあふれていたゴミの山が消火活動を遅らせた。
湖北地域消防本部によると玄関を開けて中に入ろうとしたところ、突然、ゴミが滑り出てきた。家の中を見渡すとゴミだらけ。階段はかろうじて通れるスペースはあったものの、出火元の2階もゴミで埋め尽くされていた。消火しようとしたが、ゴミが堆積していたため、中々、火が消えず、手間取った、という。
近所の人によると、この家は数年前から古タイヤなど大型ゴミやカセットコンロのガスボンベなど、多数の家庭ごみが室内外に散乱していた。
夏場におったり、病害虫の原因となるため、自治会役員らが市役所に何度も相談していたが、市は「(敷地内なので)プライベート」と取り繕ってくれなかったという。
一般に「ゴミ」とされる物については、法的に所有権が存在しており、行政や近隣住民が私有地に入って、強制的に排除することは困難。
市環境保全課は「近所から苦情が来た場合、指導はしているが、持ち主から『置いている』『財産』などと言われると、打つ手がない」と話している。
2010年01月26日 15:01 | パーマリンク
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