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「西池」、ため池百選候補に

農林水産省が投票を受付中
 地域に残るため池を見つめ直してもらおうと、農林水産省は「ため池百選」を公募。選考の結果、湖北地域から長浜市池奥町の「西池」、米原市池下の「三島池」の2カ所が候補に残り、現在、一般投票を受け付けている。
 ため池は、新田開発や農業用水の確保のため古代から造成され、日本書紀にも記述がある。同省によると全国に約21万カ所が残っている。
 豊かな生態系を育む一方で、農業者の減少や高齢化で放棄され、長年の風雨による堤の侵食、ゴミの不法投棄、水質悪化などの問題が生じている。
 「百選」には全国から600カ所を超える応募があり、昨秋、287カ所に絞り、県内から7カ所が残った。現在、インターネットのホームページ(http://www.maff.go.jp/j/nousin/bousai/tameike/)で投票を受け付けており、投票結果を参考に、選定委員会が100カ所を選び、3月に発表する。
 長浜市が応募した西池は、古代大和朝廷の時代、蘇我氏との争いに敗れ、密かにこの地に落ちのびた物部守屋が、干ばつに苦しむ農民のために造らせたと伝えられている。以来、日照りになると、農民が田桶を担いで池の水をくみ上げた。
 現在でも農業用調整池として、水田57㌶の用水に利用されている。春のソメイヨシノ、夏のハス、冬の雪と鴨などの景色を楽しめ、オシドリやゲンジボタルなど111種の生き物が確認されている。
 市農林水産課では「西池はオオヒシクイの南限飛来地でもあり、野鳥ファンが投票してくれるのでは。今後、市のホームページで市民に投票を呼びかけたい。選ばれれば、知名度も上がり、地元の地域振興に活用できる」と話している。


2010年01月15日 14:50 |


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