2011年放送 大河ドラマに浅井三姉妹
末っ子・江の波乱の人生描く
2011年に放映予定のNHK大河ドラマ第50作に、浅井三姉妹の末っ子を描いた「江―姫たちの戦国」が決まった。同社が17日発表した。
幼い頃に戦乱で両親を亡くし、幾度も結婚を余儀なくされながら、最終的に将軍正室にまでなった江の波乱万丈の人生を描く。
大奥の潔い終焉を描き、「篤姫ブーム」を全国を担当した田渕久美子さんが脚本を担当する。俳優陣やロケ地などは未定。
湖北地域には▽三姉妹が育った小谷城と城下町・清水谷▽父・長政と伯父・織田信長が戦った姉川古戦場▽義父・柴田勝家が秀吉に敗れた賤ヶ岳古戦場▽小谷城落城の際に身を隠したとの伝承が残る「実宰院」(長浜市平塚町)―などが残り、観光地として全国区の注目を集めそう。
ドラマ内で湖北地域がどれだけ登場するのかが気がかりだが、歴史研究者は「江が秀忠の正室になったり、天皇家に娘を送り出したり、息子が将軍なったり、という部分がドラマの中心になるのでは。ただ、小谷城落城など幼少期を過ごした湖北地域をある程度描かなければ、『数奇な運命』は表現できないはず」と話しており、田渕さんの脚本が待たれるところ。
地元のPR、はや結実
新市の一体感醸成に期待も
大河ドラマに湖北地域出身の浅井三姉妹を取り上げることが決まり、2年前からPR活動を展開してきた観光関係者らは、「秀吉博覧会」(1996年)、「一豊・千代博覧会」(2006年)に次ぐ新たな観光客誘致のチャンスと、喜んでいる。
長浜観光協会や長浜商工会議所などでは「一豊・千代博」以降、浅井三姉妹をテーマにしたポスター、チラシをJR各駅に配布し、三姉妹を中心とする時の権力者の相関図を描いて「昼ドラより面白い歴ドラがあります」とPR。漫画やノベルティグッズの制作のほか、歴史学者や小説家を招いた講演会を開き、地元の気運を盛り上げてきた。
2年間の活動で早くもPRの効果が現われ、関係者は驚きを見せているが、「浅井三姉妹という素材が良かった」と分析。観光協会では「1市6町合併を控えており、地域の一体感の醸成を考え、中心市街地だけでなく、合併エリア一帯をイベント会場とし、まちづくりにつなげられれば」と語っている。
【浅井三姉妹】小谷城主・浅井長政と、織田信長の妹・お市の方の間に生まれた。長女・淀は豊臣秀吉の側室に、次女・初は名門・京極家に嫁いだ。三女・江は3度目の結婚で徳川2代将軍・秀忠に嫁ぎ、3代将軍家光を産んだ。
2009年06月18日 15:41 | パーマリンク
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