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「否決」一転、「継続審査」に

入館料値上げ条例で、異論噴出し
 長浜市議会12月定例会の本会議が19日開かれたが、総務教育常任委員会(吉川富雄委員長)が条例案3件を否決したことをめぐって、議員から異論が噴出したため、本会議が一時ストップ。委員会で再審査を行い、2日前の決定を一転させて「継続審査」とした。本会議でも委員会判断を採決した。
 各常任委員長による議案の審査報告で、吉川富雄委員長は、長浜城歴史博物館、浅井歴史民俗資料館、五先賢の館の入館料を値上げする条例案3件を否決したことを説明したが、東野司議員が「議案を否決するということをどう受け止めている。継続審査するという委員長の計らいはできなかったのか」と異論を出した。
 吉川委員長は「議員の意見が少なく、執行部に説明を求めても説明不十分で、このよう結果になった」と釈明したが、否決理由を説明しなかったことから、委員会に所属していない議員に不満を残した。
 所属委員の中には、否決ではなく継続審査すべきとの意見が少なくないことから、再度、委員会を開き、2日前に決めた「否決」の判断を覆すこととなった。
「議会の品位を汚した」
「腐ってる」発言の西尾議員に戒告

 西尾孝之議員が10日の一般質問で川島信也市長に「脳みそ腐っている」との暴言を繰り返した問題について、19日の本会議で懲罰委員会の溝口治夫委員長が戒告処分とすることを報告。採決には長愛クラブ(押谷憲雄代表)の5議員が出席せず、賛成多数で可決した。
 茂森伍朗議長が「市長に対する不適切な言辞を用い、議会の品位を汚したことは、議員の職分にかんがみてまことに遺憾」と、戒告文を読み上げると、西尾議員は「ありがとうございます」と返答した。
 この問題は西尾議員が合併問題に関する質問で、川島市長に暴言を吐き、議長の取り消しにも応じなかったもの。
議長「市長にも責任」言及
懲罰委員会で、新たな溝

 本会議に先がけ開かれた懲罰委員会(溝口治夫委員長・8人)では西尾議員に対して処罰を求める意見のほか、議長、市長へ不信感を抱く声もあった。
 西尾議員は本会議や議会運営委員会で発言の取り消しを拒否。溝口委員長によると、その後、議長らが再三、謝罪を求めたが、応じなかったという。
 委員からは「議員の資質や品位に関わる問題。議会の品格を守るため、けじめをつけるべき」の意見が大勢を占め、処分については「議員個人の品位を下げたことであり、公なことで議会に迷惑をかけていない」や、他の議員にも注意を促す意見が出て、結局、最も軽い戒告とした。
 このほか、一部委員から「議長の取り扱いがまずかった」「本会議の中で収めるべき。議長の力量不足」という声が出たため、茂森議長が「皆さんに迷惑をかけた。初めての出来事だったので、とまどいがあった」と謝罪しながらも「市長にも責任があるのでは」と強い口調で反論した。
 今回の出来事は西尾議員の資質を問うだけでなく、議長の統率力にまで波及。議長発言の真意は不明だが、新たに議長と市長の確執を生む結果になった。


2008年12月19日 18:40 |


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