長浜市 はしか予防接種、半数だけ
中1・高3対象で無料実施するも
昨年の10代、20代のはしか(麻しん)の全国的流行を受け、今年度から5年間限定で、13歳と18歳を対象にした無料の予防接種が行われているが、長浜市内の対象者の接種率が5割前後にとどまり、国が目標とする95%にはるか遠い。
はしかは、感染性の強い麻しんウイルスによって引き起こされ、高熱や発疹を引き起こす。悪化すると肺炎や脳炎を併発し、1000人に1人が命を落とすといわれている。
幼児期に予防接種を2回するのが効果的だが、国内では近年まで1回のみ。2回接種が主流の欧米などは、はしかウイルスの制圧に成功していることから、日本を「はしか輸出国」と揶揄し、日本の若者を敬遠するきらいもある。
長浜市健康推進課によると、1回だけの接種では抗体が体内に定着しなかったり、後に免疫力が落ちる可能性があり、現在は、1歳と小学校入学前年度の2回接種が義務付けられている。
昨年、小学生高学年から大学生にかけての世代ではしかが流行し、学校が相次いで閉鎖されたことから、国は今年度から中学1年生と高校3年生に該当する年齢の子どもを対象に、無料で接種できる制度を設けた。
長浜市でも学校やはがき送付で接種を呼びかけているが、9月末での市内の中学1年生の接種率は56・7%にとどまり、高校3年生は県平均(51・2%)を下回る44・2%。
健康推進課では「はしかの免疫を持っていないと就職や大学の進学にも影響があると言われている」と指摘。「これから受験や就職活動で忙しいシーズンだが、はしかには予防接種が最も効果的。早めの接種を」と呼びかけている。
予防接種は身分証明書を持って最寄りの医療機関へ。なお、3月31日までの期限を過ぎると、予防接種には実費約1万円が必要となる。問い合わせは市健康推進課TEL(65)7779へ。
2008年11月20日 15:59 | パーマリンク
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