琵琶湖の釣り少年激減
「危ない」社会的な風潮が逆風に
「環境問題」や「凶悪犯罪」など社会問題のあおりを受け、最近、琵琶湖で釣りをする子どもたちが激減している。
日本釣振興会滋賀支部の中川浩邦副理事によるとバス釣りブームの全盛は平成11年ごろ。その世代の子どもたちの成長とともに釣り人口は年々減り、現在、釣具市場は最盛期の約60%程度に落ち込んでいるという。
特に琵琶湖では外来魚が在来種を大量に捕食するため「害来魚」と敵視され、キャッチ&リリース(釣った後、再放流)やゴミのポイ捨て、漁船荒らしなど釣り客のマナー違反がイメージダウンにつながった。
また、世間では子どもたちの悲惨な事件が相次ぎ、「川や湖に落ちると危険」「知らない人に声をかけられる」「誘拐されたら」など、むやみに外出させないような風潮が強まり、釣り離れを加速させた。
中川さんは業界の対応が後手に回ったことを反省しながらも「釣りには文化があり、水に親しめ、親子のふれあいを深める。生きたエサや魚を手にすることで命の大切さを知り、糸を結ぶことで手先が器用になる。また、釣れるための場所探しや道具の工夫は創造力を豊かにする役目もある」と話す。
そのために安全な釣りをするための三世代釣り教室を開いたり、来年、自治体や商工会議所を通じて子ども会、会社向け釣具の無料レンタルを企画しているという。
2008年11月12日 15:32 | パーマリンク
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