丹生ダム問題、年越し
嘉田知事「データない」で先送り
嘉田由紀子知事は6日、丹生ダムについて「ダムの形式や県の費用負担割合が国から示されておらず、判断できない」として、12月議会の知事意見では、建設是非の判断を先送りする意向を示した。
伊香郡民会館で開いた湖北の市町長との意見交換会で述べたもの。国は丹生ダムについて建設を前提に「水面」「穴あき」型の両案を2、3年かけ調査するとしており、建設事業費などは示していない。
嘉田知事は昨年4月の余呉町での住民説明会で「ダム+河川改修」を明言したが、今月3日の高時川流域の首長との意見交換では環境悪化などを理由に、ダム建設に慎重な姿勢だったため、この日の意見交換では首長から知事のあいまいな態度に苛立ちの声が相次いだ。
「きれいごとを並べてもついていけない。姿勢をしっかり示して」(虎姫)、「いっしょに大阪へ行って我々の実情を説明してほしい」(湖北)、「データを理由に逃げるのはいかがなものか」(長浜)などと全首長が早期の水面ダム着工を要望。
しかし、嘉田知事は県の厳しい財政難を説明した上「丹生ダムを建設するために必要なデータが示されなければ判断できない」などと繰り返すだけ。
12月県議会に提案する県知事の丹生ダムについての意見書は「姉川・高時川の治水対策は重要であり、具体的な内容を検討するためにも、早期に国から具体的な内容、費用などを示してもらうよう要望したい」とする方針。
丹生ダム建設の是非についての知事意見は年越しが決定的となった。
2008年11月07日 16:49 | パーマリンク
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