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1市6町合併協議、頓挫

長浜市議会が協定項目を否決
 長浜市議会合併問題特別委員会(押谷友之委員長、25人)は22日の委員会で、1市6町任意合併協議会の提案した協定項目「各種事務事業の取り扱い」を、反対多数で否決。市議会が協定項目を認めないことで、2010年1月1日を期日とする合併は事実上、頓挫した。
 市議会が問題に挙げたのは、事務事業案件のうち、木之本町公営住宅の家賃滞納問題。同町が滞納を放置して約7000万円が未納となっており、合併協議会で市議会の指摘を受けた同町は95%の収納を目標とする対策を打ち出し、理解を求めていた。
 この日の委員会では慎重派が「対策通りに取り組むのか、合併議論を引き伸ばして様子を見るべきだ」(西尾孝之議員)などと、滞納整理の実行力を疑問視。一方、推進派は「町長自ら不退転の決意で臨むと言っている。信じるべきだ」(武田了久議員)と擁護した。
 議論は合併是非論にまで飛躍し、「地方分権の受け皿となる基礎的自治体をつくるため、最低でも10万人規模の合併を進めるべき」(福嶋一夫議員)、「何も慌てて合併する必要はない。1市2町のまちづくりを優先するべき」(西尾議員)と、推進派、慎重派がそれぞれの意見を述べた。
 また、合併推進論者の押谷委員長は私見と前置きしたうえで、「8人の特別職(町長)と60数人の議員が職を投げ打って編入合併という結論を出している。その決断に報いるのが人の道だ」と感情論に訴えたが、東野司議員は「市議は長浜市民の負託を受けている。北の6町ばかりをおもんぱかっていられない」と返した。
 最終的に、委員長と退席者1人を除く23人で採決を取ったところ、反対12人、賛成11人となり、協議会の提案を否決した。
 委員会後の記者会見で、押谷委員長は「26日の協議会ではきょうの意見を可能な限り伝える。木之本町がどういうボールを投げ返すのか、見守りたい」と語り、「市議会に(共産党を除いて)合併反対はない。慎重論があるだけ」と、合併への道を閉ざしていないことを強調した。
 川島信也市長は「議員にご理解いただくよう努力し、今後の対応について関係町長と相談したい」とコメントを出した。


2008年10月23日 14:58 |


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