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私財なげうち田中豊文公

虎姫の偉人、有志が顕彰会を発足
 私財をなげうって虎姫の礎(いしずえ)を築いた明治町長・田中豊文の偉業を讃えようと、このほど顕彰会が発足した。
 明治9年、三川に生まれ26歳の時、村議会議員、明治43年から大正4年まで村長に。姉川大震災の救済や同和地区の改善、氾濫を繰り返す田川の改修に尽くし、地元負担金を捻出するため、自らの不動産を担保に提供した。
 産業発展のため、県立中学校(現虎姫高校)を誘致したり、大井に織物工場、駅前通りに公設市場を新設するが、市場は台風で倒壊し再建できず、損害はすべて氏の私財によって償われた。
 多年にわたる公職と組合、財団、会社、市場の責任者として創立までの費用は自らが支援し、市場の負債などで村屈指の資産家だった田中氏は無一文となり、多額の借金は生涯つきまとい、赤貧の晩年を送った。
 大正12年からはすべての公職を去り、神官として奉仕の生活に入り、昭和14年10月、64歳の生涯を終える。
 会は田中氏の遺徳を永く後世に伝えようと、町民有志28人がメンバーで発足。会長は橋本保氏。今後は広報、顕彰活動などを行う。現在、会員を募集している。問い合わせは虎姫町公民館内事務局へ。


2008年10月08日 15:37 |


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