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長浜の老舗和菓子店にも

事故米流出、風評被害を懸念
 三笠フーズによる事故米流出事件で、長浜市の老舗和菓子店「親玉本店」にも事故米が流通していたことが16日、農林水産省の発表した資料で明らかになった。
 同店によると、事故米は彦根市の製菓会社から仕入れたもち米の粉「寒梅粉」20㌔の中に含まれていたとみられ、うち9㌔を焼き菓子「梅の香」「銘菓栗」の2種の生地に用いた。なお、該当2種以外の親玉まんじゅう、餅、赤飯などの商品には事故米は一切使用されていないという。
 今月12日昼に農林水産省から事故米混入の可能性を告げられ、同日中に店頭や出荷先のスーパーから約1000個を回収していた。長浜保健所や農林水産省の職員が製品を持ち帰って成分を検査しているが、今のところ有害物質の発見には至っていない。
 農水省の発表から一夜明けた17日。テレビや新聞で情報を知った消費者から電話が相次ぎ、定休日にもかかわらず店員が対応に追われた。「敬老の日」の15日には、各地の敬老会で同社の和菓子が振る舞われたことから、関係者からも問い合わせが相次いだ。
 スーパーの陳列棚には「心ならずもこのような事態になり、ご購入いただきました皆様には、大変申し訳なく、心よりお詫び申しあげます」との張り紙を添えた。
 同店の北川孝雄会長(70)は「信用に関わる問題で、風評被害が心配。事故米を流通させた農林水産省の無責任には憤りを感じる」と怒り心頭。
 スーパーからは「親玉の菓子で棚を埋めて欲しい」との要望が寄せられ、「こんな時だから、親玉さんの菓子を応援したい」と店の様子を気にかける市民もいた。
米原の福祉施設も
 湖北地域では米原市の老人福祉施設「米原市地域包括ケアセンターいぶき」でも事故米の混入したもち米が利用者や職員に提供されていた。
 日清医療食品近畿支店から仕入れたもち米2㌔に事故米が混入。5月に赤飯やぼたもちにして、延べ120人が食べた。今のところ、体調不良などの訴えはないという。


2008年09月17日 15:54 |


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