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価格高騰で不正軽油

県が警戒、検査車両の1割使用?
 原油価格の高騰で、トラックの燃料に不正軽油を使うドライバーがおり、県が脱税、環境汚染の両面で警戒を強めている。
 不正軽油とは軽油にA重油や灯油を混入した燃料。軽油には1㍑あたり32円10銭の軽油引取税が課せられているが、A重油と灯油の中間の性質を持っているため、ディーゼルエンジンの代替燃料として、不正軽油を用いる場合があり、これは脱税行為になる。
 不正軽油の混入を判別するため、A重油や灯油には識別剤のクマリンが添加されているが、近年、クマリンを硫酸で分解し、不正軽油を製造・密売する脱税行為が増加。分解時に排出される硫酸ピッチが不法放棄されることも環境問題化している。
 また、不正軽油を用いた場合、エンジン内部で不完全燃焼が発生しやすくなり、排気ガスが増加。エンジントラブルを招くことも指摘されている。
 近畿では6月、トラックなどから燃料を抜き取る路上調査を実施。車両374台から377本を採取したところ、不正軽油の疑いがあるものは40本(10・6%)もあった。
 県ではこの調査結果を重く見て、秋に違反車両の取り締まりや施設の査察を強化。不正軽油を使用していた車両、事業所は流通経路を追跡する考え。
 不正軽油を販売、使用(供給)した場合は、軽油引取税とともに追徴金が課せられ、悪質な脱税行為の場合は刑事罰に処せられることもある。ちなみに軽油価格は春先から夏場にかけ、130円から160円代後半まで急騰している。


2008年08月19日 17:49 |


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