三宅節、政治・経済を切る
長浜信金の講演会に650人
長浜信用金庫は29日、北ビワコホテルグラツィエで政治評論家・三宅久之氏を講師に招いて講演会を開いた。約650人が三宅さんの政治話に熱心に耳を傾けた。
三宅さんは早稲田大卒業後、毎日新聞社に入社し、政治部記者として各党や各省庁を担当。退社後は評論家の道を歩み、テレビのコメンテーターとしても人気を集めている。
この日は「日本の未来は!今後の政局を読む」をテーマに講演。日本経済について、成長率が世界平均の半分に落ち込んでいることを指摘し、「モノ作りの原点に帰らなければ、経済は立ち行かなくなる」と語った。特に、パチンコ産業や海外投資など、手っ取り早く金儲けしようとする今の経済構造に疑問を投げかけた。
国内政治については、福田首相を「政治家というのは、やりたいことがある人がなるもの。何かをやりたくて総理になったわけではないので、何においても他人事だ」と語り、「早くお辞めになるのが、本人と国民のため」と酷評。
投機マネーの流入で原油価格が高騰している問題でも「国際的な規制を加えないと、とんでもないことになるのに、(財務大臣の)額賀氏は何もしない」と、政府の無策を批判した。
一方、民主党については、年金問題や居酒屋タクシー問題の追及を評価したものの、マニフェストに掲げる▽年金の基礎年金部分の保険料無料▽赤字農家への補助―などの財源が示されていないことを指摘し、「屁みたいないもの」と述べた。また、今国会でも「民主はほとんど成果をあげられなかった。福田首相への問責決議案も国会の終わりかけに出したが、何の意味があるのか」と語り、「覚悟がない」と痛烈に批判した。
日本経済の将来については、今のままの出生率では2050年には人口が1億人を割り込み、65歳以上の高齢者が4000万人を超えると指摘。国内消費の拡大には若者の結婚、出産が必要だと訴え、「年収200万円では結婚もできない。雇用を安く抑えようとする企業にも問題がある」と、少子化解消には企業利益の労働者への分配が不可欠との持論を展開した。
2008年06月30日 15:58 | パーマリンク
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