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進む企業誘致、遅れる建設

長浜サイエンスパーク
建築確認や申請業務、資金調達で

 昨年来、長浜市のサイエンスパークに相次いで企業の進出が発表されているが、建築確認申請業務の遅れなど各種手続きに時間がかかり、未だに工場建設の着工さえ見られない。
 昨夏に進出を表明した「星野科学」(宇治市)は今月21日になってやっと起工式を迎える。
 自治体が開発する工場用地は、景気好調を背景に需要が高まっており、長浜サイエンスパークでも5社が進出を決定し、残る1区画についても、「熟度の高い話が進んでいる」(市企業立地推進課)。「完売」は目前の気配だ。
 しかし、工場の建設予定地は更地の状態が続いている。昨年の建築基準法改定の影響で、自治体の建築確認申請業務に大幅な遅れが出ているためだ。サブプライムローン問題に単を発した金融不安で中小企業の資金調達が困難になっているとの側面もある。
 ほかにも、工場建設、ラインの製造、稼働後の産廃処理などで、複数の行政組織から各種の許認可が必要で、市企業立地推進課では「企業が進出を発表しても、すぐに工場を建設できる状態ではない。申請業務をできる限りサポートをしているが、相当の時間がかかってしまう」と説明している。
 工場の建設、稼働がないことには、新たな税収も、雇用も生み出せない。いかに早く工場の着工を実現させるか、同課では「建設までの業務を徹底的にサポートするしかない」と、気を揉んでいる。
マルホが工場建設へ
医薬品製造企業、着工は2年後

 大阪市に本社を置く医薬品製造会社「マルホ」(高木幸一社長)は長浜サイエンスパーク(長浜市田村町)に進出を決めた。
 同社は皮膚関連の創薬を技術基盤に、医薬品の研究、開発、製造、販売を手掛けている。従業員は911人で、昨年9月期の売上は449億8500万円。京都に研究所、彦根に工場を持つ。
 サイエンスパークの第6区画9839平方㍍を買収し、事務所、工場、研究施設を建設する。2010年3月に着工し、11年10月の操業予定。従業員数は10~15人の見込み。
 23日午前11時から市役所で市と誘致協定の結ぶ。サイエンスパークの進出決定は5社目で、残すは1区画となった。


2008年05月19日 13:28 |


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