イタチごっこのカワウ
自治体の局所対策に疑問の声
県や長浜市が竹生島で行っているカワウ対策など、局所的な繁殖抑止対策は実効性が薄い、と指摘されている。カワウはさまざまな対策を施しても他府県へ逃げ回っている可能性があり、広域的な連携が求められている。
県内には国内最大のカワウのコロニー(営巣地)が竹生島と伊崎半島(近江八幡)にあり、平成19年春の調査では約3万4000羽が生息。県は過去の調査結果と比べ「ここ数年は減少傾向にある」とみている。
しかし、竹生島と伊崎半島を往来したり、湖東や湖南の池で繁殖しており、正確な実態把握は難しい。
県と長浜市は今年度、竹生島で追い払いと林道整備を行う予定だが、逆に他地域へ被害が拡大するおそれも。
また、最近の調査では琵琶湖に生息しているカワウは近隣府県のほか、広島、栃木まで飛来していることが確認されており、国内では中部近畿の15府県や関東などで被害が深刻化し、各地でさまざまな対策が施されているが、滋賀県同様、決め手に欠いている。
湖北野鳥センターの話「カワウの大半が生息する琵琶湖で駆除すれば、波及効果があるかもしれないが、逆に琵琶湖だけ対策してもしようがない。今のところ特効薬はないが、全国の被害地が連携し、情報交換すれば効率よく抑制できるのでは」。
大津でカワウ広域フォーラム
県と環境省は6月5日午後1時半から大津市の県職員会館大ホールでカワウ広域フォーラムを開く。
山梨、大阪、愛知、岐阜などの被害状況の報告や取組みの紹介、環境省が進めている関東、中部近畿での広域的な対策などを報告。鳥類専門家によるコメントや質疑応答などがある。一般公開。
2008年05月16日 14:25 | パーマリンク
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