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県内初、四万十式を導入

低コストで環境に優しい林道整備
 低コストで環境に優しい四万十式と呼ばれる林道づくりを進めようと滋賀北部森林組合は今年度、新たな手法の林道整備を始める。
 戦後の拡大造林により植林された人工林が現在、成熟期を迎え、木材の搬出や間伐が重要課題となっている。
 間伐は木の成長を促すほか、表土の日照を増やし、山の保水能力などを高めるが、コストが高い上、「せっかく育てた木々を伐採するのはもったいない」と林家(林業農業)から懸念する声もある。
 同組合では林家に負担をかけず、効率的で自然に優しい森林整備を図るため、 台風の上陸が多い四国で生まれた高知県の四万十町で行われている作業道整備を導入する。
 従来、林道は森林の斜面を大きく切り崩して道路を造り、工事で出た土砂や伐採した木の根をのり面に捨てたり搬出するが、四万十式は整備する際、道幅を小型重機が乗り入れられる最小限の幅(約2㍍)にとどめ、木の根や表土など「周辺にある物」を資材として有効活用。
 切り株を盛り土に交ぜることで自然に根付いた木の根が雨による土砂の流出を防ぐとともに、植生回復が早くなる。
 従来と比べ、整備費が約3分の1程度(1㍍あたり2000円程度)に抑制できる上、伐採した木材は同組合が買い取るメリットも。
 旧浅井町エリアの保育(枝打ち、間伐が必要な樹齢45年未満の樹木)面積は全森林面積の約1割。21日から23日まで、四万十町役場から指導者を招き、湖北地方で林業関係者対象の現地指導が行われている。県内初の試み。


2008年04月22日 13:37 |


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