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長浜バイオ大 伊藤教授講演

大流行、死者100万人単位
新型インフルエンザに備えを

 近い将来、新型インフルエンザの大流行が危惧される中、長浜バイオ大学の伊藤正恵教授(医学博士)が19日、長浜市内で講演。「10年スパンでみると(大流行)が必ず起こるのではないか」との見方を示し、個人レベルでも食料の備蓄や情報収集などが必要と助言した。
 長住建設(松居繁隆社長)が企画したシンポジウムで、北川貢造教育長、川島隆二県議ら教育、行政関係者、医師など約30人が出席した。
 現在問題となっている鳥インフルエンザの人への感染、死亡例は東南アジアを中心に200件以上が明らかになっている。伊藤教授によると、インフルエンザウイルスは基本構造を変えずに変異を繰り返しており、近い将来、人から人への感染能力を持つ新型が発生し、大流行することが懸念されている。
 海外の保健機関では全世界で200万~1億人超の死者を予測し、厚生労働省は少なくとも国内で人口の4分1が感染し17~64万人が死亡すると推定している。
 伊藤教授も「100万人単位の死者が出る」と指摘。「新型インフルエンザのワクチンは、新型が発生してからでないと作れない」と説明し、感染を拡大させない方策が必要と訴えた。
 「地震などの災害に対する準備を参考に、世界中が被災地になるとの認識を」と呼びかけ、流行した場合はできるだけ外部との接触を避け、少なくとも2週間分の食料や飲料、日用品などの備蓄が必要とした。
 その上で、ウイルス感染を防ぐ最も効果的な方策はマスクの着用と、手洗い、うがいと説明した。
 なお、これまで、新型インフルエンザの大流行は過去に3回あり、最も悲惨だった1918年の「スペイン風邪」では日本人2300万人が感染し、38万人が死亡した。


2008年04月21日 17:30 |


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