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長浜城歴史博物館に寄贈

石田三成文書に嶋左近の名
新発見、謎の人物像解明に一歩

 「三成に過ぎたるもの」と評価されながら、史料の少なさからその実像が謎に包まれている戦国武将・嶋左近について、長浜城歴史博物館は9日、嶋の名前が記入された石田三成の文書が高月町唐川の代官子孫宅に伝来していたことを明らかにした。
 古文書は佐和山城主(彦根市)だった三成が伊香郡の代官・今井清右衛門尉に出したもので、年貢収納について家臣の嶋、山田上野、四岡帯刀の命令に従うよう指示した内容。当時、3人は遠方にいる三成に代わって佐和山城で領国統治を代行していたと考えられ、文書内には3人が誓詞を提出して不正がないことを三成に誓ったことも記されている。
 代官の子孫が代々、家宝として受け継いできたが、展示・研究史料になればと同博物館に寄贈し、その重要性が明らかになった。
 嶋は「三成に過ぎたるものが二つあり、島の左近と佐和山の城」と俗謡に歌われているが、その活躍を示す史料が少なく、実像は謎に包まれている。大和国(奈良県)出身で、天正19年前後に三成に仕え、朝鮮へも出兵。関ヶ原合戦の前哨戦・抗瀬川の合戦で徳川軍を翻ろうしたが、関ヶ原で被弾し討死したと言われている。
 戦国時代史の第一人者で静岡大学の小和田哲男教授は「嶋左近の生涯については謎が多いだけに、三成の研究にとっては画期的な発見」とコメントしている。
 なお、古文書は5月23日から同博物館で公開する。


2008年04月09日 17:55 |


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