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宮部管理者にインタビュー

任期途中、辞任の理由は
新最終処分場にメド、兼務は至難

 3期目の任期途中で突然、辞意を表明した湖北広域行政事務センターの宮部保管理者(67)。滋賀夕刊は引退にあたり、同管理者の心境を聞いた。
 記者 長年、ご苦労様でした。9年前管理者になられましたが、その時の経緯について教えてください。
 宮部 前任者が前年の12月に退職し、管理者は空席状態。当時は可燃ごみやし尿処理の許可、委託を希望する業者が多数あり、大変な状況だったが、長浜市の清水久行市長(当時)からの依頼もあり、定年前だったが、退職して就任し、厳しく対応できたと思う。
 記者 任期中、苦労されたことは?。
 宮部 し尿処理施設「第1プラント」(海老江)や最終処分場「クリーンプラント」(大依)の存続、延長問題は地元との交渉の末、協力金という形で、了解を得ることができた。協力金の額は「いずれも迷惑施設」という名目から、周辺地価の減価分などを算出。裁判でも認められた。
 ゴミ焼却施設「クリスタルプラザ」の入札談合については自治体、広域組合では全国で初めて提訴をし、先陣を切った。
 記者 米原に予定している新最終処分場問題は?
 宮部 クリーンプラントが平成17年に満杯になることなどを考え、平成12年から移転先を検討していた。長年の交渉の末、昨秋、地元の全自治会から納得を得ることができた。
 記者 管理者を辞めようと思ったのは?
 宮部 昨年、3期目を打診された際、市町長には新最終処分場の見通しがついたら退職させてほしい、とお願いしていた。留意されたが、いつまでも同じ者が管理者にいるのでなく、(次の人には)新しい感覚でやってほしい。
 記者 この9年間を振り返って、どう思いますか。
 宮部 苦労が多かったが、リサイクルの推進や施設の存続など市民の理解が得られたと思う。
 記者 県内の一部事務組合(広域事務センターなど)はほとんどが、首長が兼務していますが。
 宮部 湖北の場合、ゴミやし尿の委託、許可、収集業務や4施設を抱えるなど、他の組合と異なり、地域的な事情があり、首長の兼務は難しい。
 【宮部保氏】高月町柏原出身。長浜署長などを歴任し、平成11年4月、管理者に就任。施設の存続問題で地元との交渉に出向いた回数は第一プラントが90回、新最終処分場が71回にのぼる。4月1日付けで退任。


2008年03月18日 13:50 |


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