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72歳の森さん大学院卒業

同朋大、3年間の研究を開始
 長浜市森町の森全太郎さん(72)が今月、名古屋市の同朋大学大学院文学研究科の博士前期課程(仏教文化専攻)を卒業。後期課程の試験にも合格し、4月からさらに3年間の研究に没頭することになった。
 森さんは県職員を経て、飲食店や売店を経営。仏縁に深い家柄から、僧侶の養成学校に入り、大谷大学大学院で仏の道を学んだ。平成5年、東本願寺で得度を受けた。
 同朋大大学院には70歳になった2年前に入学。親鸞聖人が浄土真宗の教えをまとめた「顕浄土真実教行証文類」(教行信証)と、その要約本「浄土文類聚鈔」に、それぞれ記された「正信偈」を比較研究してきた。
 正信偈は七言一句の60行からなり、真宗の大綱をまとめたもの。両書に記された正信偈には差異が見られ、親鸞の晩年の心理変化がうかがえるという。
 森さんは中国やインドにも足を運んで仏教の起源についても研究を重ねた。
 研究成果を「文類偈の研究」と題した200ページの論文をまとめられ、前期課程を締めくくった。
 4月からの後期課程について森さんは「晩年の親鸞の心理に、エリクソンの発達心理学の観点から分析し、仏教の道を親鸞に訪ねたい」と語っている。


2008年03月29日 17:15 |


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