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滋賀県、わずか1年で方向転換

竹生島のカワウ銃器駆除、中止
 財政構造改革プログラムの策定を進めている県は、竹生島で実施しているカワウの銃器駆除を「費用対効果が出ていない」とし、2008年度は中止する方向で検討していることがわかった。県は07年に本格的な銃器駆除に乗り出したばかり。わずか1年の方向転換に地元から反発の声が出ている。
 枝葉を食いちぎったり、フンによる立ち枯れで竹生島の8割が森林被害に遭っているほか、年間2500㌧の魚を食べるため、漁業にも大きなダメージを与えている。
 県や長浜市ではこれまで目玉風船や爆音機、ロープ・ネット張りなどを行ってきたが、ほとんど効果は無く、地元からは即効性のある銃器駆除を望む声が多かった。
 県は地元の要望を受け、07年度約1000万円を投じ、約1万3000羽程度まで減らす作戦を展開。しかし、銃声に驚いたカワウが一斉に逃げ、しばらく巣に戻らないなど、非効率な面もあり、07年9月の調査では竹生島に約2万9000羽、伊崎半島には約7900羽を確認。春の調査と比べると2800羽余りが増加している。
 また、巣作りしている場所が寺社周辺に集中していることから、昨年、銃器駆除されたカワウが学習船「うみのこ」にいた児童の近くに落下する事件が発生。
 県水産課は「取り組みに限界があり、見直しすべき」と判断。一旦、中止し今後は人手による追い払いなど、従来の手法に戻す考え。
 中止について竹生島奉賛会の事務局は「銃器駆除のおかげで現在の数に抑制されている。止めるのなら代わりの対策をしなければ、とり返しのつかない状況に陥る。県に存続を求めてゆきたい」と話している。


2008年01月28日 13:36 |


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