安倍前首相辞任劇の真相
青山氏「病気が理由ではない」
独立総合研究所(東京都)代表の青山繁晴氏は25日、「目覚める国民国家」をテーマに彦根商議所で講演し、安倍晋三前首相の退陣劇の舞台裏などを披露した。
青山氏は、安倍氏の首相辞任劇について、先日、一緒に安倍氏と食事をした際に「肉をパクパク食べていた」とした上で、「病気が理由で首相を辞めたことになっているが、事実は違う」と発言。
辞任の理由について、昨年の参院選で自民党が惨敗した際に、中曽根康弘元首相が「安倍、大丈夫だ。民主党の小沢(党首)が大連立をしたいと言っている」と話した舞台裏を暴露。続投した安倍氏が小沢氏に話を持ち掛けたところ、「お前が総理のままならやらない。福田ならやる」と返答された新事実を紹介し、「結局、安倍氏は、中曽根氏や森喜朗元首相、親中派の議員に騙されたのだ」と同情した。
一方で、青山氏は「これまでの首相は一内閣で一つを実現した。例えば、中曽根内閣は国鉄の民営化、竹下内閣は消費税、小泉内閣は郵政民営化。安倍氏は改正教育基本法、国民投票法、海洋基本法の制定という3つの大きな功績を残した」「特に、占領時に施行された憲法と教育基本法の改正に取り組んだことは大きい」と賞賛した。
教育問題にも触れ、江戸・明治期の寺子屋では、年齢の上の者は下を慈しみ、下は上を敬っていたとし、「今は西洋を真似た『輪切り』型の教育で、子が親を殺し、親が子を殺す時代をつくってしまった」と語った。
日本兵の遺骨、故郷へ
硫黄島に1万2千人
このほか、終戦間近に激戦地となった硫黄島について、戦死した約2万人の日本兵のうち、約1万2000人の遺骨が収集されず、その上に滑走路が築かれていることを憂い、「何と申し訳ないことをしているのか」「一刻も早く、滑走路を取っ払い、遺骨を故郷に返すべきだ」と語った。
米軍が日本の本土攻撃に出た背景を「(日本人を絶滅させるために)子どもと女性を殺すことにあった」とした上で、「硫黄島の日本兵は少しでも長く生き、内地への攻撃を食い止めることだけを考えていた」と語り、「いま、私たちは私利私欲のためだけに生きていないだろうか」と投げかけた。
2008年01月28日 13:19 | パーマリンク
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