滋賀夕刊新聞社は滋賀県長浜を中心に政治、経済、文化の情報をお届けする新聞です。

「湖北自民安泰」に黄信号

嘉田チルドレン投入で苦境
 県議選(3月30日告示)を間近に控え、新幹線新駅やダム凍結を訴える嘉田県政の誕生で、野党になった自民は厳しい防衛戦を迫られている。乱立が予想される長浜・東浅井選挙区では、一部の党員から共倒れを防ぐため、候補者を1人に集約する声まで上がっている(以下敬称略)。
 昨夏、自公民相乗りの現職を破って無党派の新人・嘉田知事が誕生したが、嘉田マニフェストは議会との対立を生んだ。民主はその後、新駅の凍結に同調したが、最大会派、自民党は対決姿勢を深めたまま。
 知事選の結果を振り返ると、湖北のほとんどの選挙区で嘉田氏が圧勝。知事選後の近江八幡市長選、余呉町長選ではいずれも「嘉田派」が当選している。嘉田知事の支援団体「対話でつなごう滋賀の会」は、今月9日までに13選挙区で公認9人、推薦6人を立て、最終的に全選挙区に擁立する考えを明らかにしている。
 また、自民の独走だった伊香郡は嘉田派の石田節子が出馬を表明する一方、形勢を不利とみた現職の橋本正(自民)が降板。同様、保守色の強い米原にも辻村克、赤堀義次に嘉田派の西川敏輝が参戦。「湖北の自民安泰」神話が崩れつつある。
自民現職、共倒れの危険
長浜・東浅井区、一本化の声も
 長浜・東浅井選挙区には定数3に対して、いずれも現職で自民の若山秀士と上田昌之、民主の田中章五。新人で共産の辻義則、嘉田由紀子知事の支援団体公認で元職、前浅井町長の角川誠、長浜市長の二男・川島隆二の6人が出馬に向けて準備を進めている。
 川島はこれまでの選挙経験を生かし、早くから後援会組織を立ち上げ、あいさつ回りなどに奔走。辻は知事選で新幹線新駅反対の争点を生み出すなど、その行動力を期待する声も広がりつつある。民主は連合滋賀の支援を受け田中1本に全力を傾注。角川は嘉田知事の支援団体「対話でつなごう滋賀の会」の公認候補として、知名度を生かしている。このほか、選挙区内では「新たな人材待望論」の火も消えていない。
 上田は元県議の酒井研一らの支援のもと支持拡大に懸命だが、地盤の弱さがネック。若山は前回、民主や連合滋賀などの支援で当選したものの、自民への鞍替えが反発を招き、党員の中でも本腰を入れて支援するのは少数派とみられ、組織だった動きが低調。また、両氏の地盤が重複するため、「共食い」を懸念する声も出ている。
 一部の自民党員から「このままでは共倒れしてしまう。候補を一本化して、最低1議席でも死守してはどうか」との声が出るほど事態は深刻。


2007年02月15日 14:37 |


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.shigayukan.com/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/190

過去のニュース


  • 1月 26日(金)  【グラスギャラリー・マヌー】
     ガラスのお雛様展(~3月4日)
  • 2月 10日(土)  【大通寺】
     馬酔木展(2月10日~)
長浜市
長浜市議会
長浜観光協会