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汚濁メカニズムを探れ

琵琶湖の水質、なぜ回復しない?
 河川から琵琶湖に流入する環境負荷物質の濃度が年々減少しているのに、琵琶湖の水質改善が見られず、ここ10年、横ばいが続いている。県ではその汚濁メカニズムを解明するため、4月から3年計画で調査に乗り出すことになった。
 県内では高度経済成長期以降、汚濁された琵琶湖を浄化するため、「湖沼水質保全計画」のもと、下水道整備による生活排水対策、工場排水規制などに取り組み、琵琶湖に流入する河川の水質は年々改善されている。
 県の統計によると、琵琶湖へのCOD(化学的酸素要求量=水質汚濁の指標の一つ)流入負荷量は1990年の1日当たり58・9㌧をピークに、平成2005年には38・4㌧に減少している。
 しかし、琵琶湖中のCODは、増減を繰り返しながら93年ごろから横ばいの状態が続いている。北湖の05年のCODは1㍑当たり2・7㍉㌘で、93年の2・4㍉㌘から微増。南湖も0・1㍉㌘増の3・2㍉㌘となっている。
 様々な規制で琵琶湖に流入する汚濁物質が減少しているにもかかわらず、水質改善されない実態に、県は「施策の方向性に関わる根本的な課題。原因を早急に明らかにすることが、琵琶湖を抱える滋賀県の責務」と、調査に乗り出すことになった。
 琵琶湖のCODが減らない原因は、従来の生物処理技術では分解できない難分解性物質が湖中に蓄積しているためとみられ、県では専門家を交えた検討委員会を設置して難分解性物質の発生源の特定し、新たな対策を講じる。


2007年02月21日 14:08 |


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