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高次脳機能障害、「見えない障害」知って!

事故・病気で発症、生活や仕事に支障
 交通事故などで脳を損傷し、「高次脳機能障害」を負った患者や家族が、障害への理解と支援の輪を広げようと、活動を進めている。今秋には家族や支援者が集まって全国大会が初めて滋賀県で開かれる。
 高次脳機能障害は、交通事故や病気などで脳に損傷を受けた結果、記憶や注意力が欠如したり、感情をコントロールできず、日常生活や仕事に支障が出る病気。外見から分からないため、周囲から「感情的」「怠けている」などと誤解される傾向が強く、「見えない障害」と言われている。厚生労働省は「全国で推定30万人」と発表しているが、医療機関や自治体の取り組みは遅れている。
 県内では2001年に、同様の障害を持つ患者の家族や支援者らで「脳外傷友の会しが」を結成。現在は患者の家族52人と、医師や看護士、障害者団体関係者ら賛助会員40人が定期的な交流会を開いて、意見交換している。
 同会の副会長で長浜市平方町の岡本律子さんの二男も3年前、交通事故で脳を損傷。体は徐々に回復したが、高次脳機能障害と診断され、リハビリを続けている。「この障害に対してまだまだ理解が足りないし、専門医も不足している」と指摘するように、県内の医療機関で高次脳機能障害に対応しているのは県立リハビリテーションセンター(守山市)などごく一部。障害を診断し、リハビリを指示できる医師も限られ、同会の交流会でもアドバイスや相談に乗ってくれる講師は県外から招いている状態という。
 9月28、29日には大津市の琵琶湖グランドホテルで全国大会が開かれることになり、岡本さんは「これを機会に、もっと病院の先生や市民に障害のことを知って欲しい」と呼びかけている。
 なお、3月17日には長浜市民交流センターで同会の総会が開かれ、午後1時から昨年の全国大会や近畿ブロック大会の報告、音楽セラピーなどがある。参加自由。同会に関する問い合わせは会長の上坂順子さん(彦根市日夏町)TEL090(5245)1279へ。


2007年02月17日 17:03 |


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