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75歳の女性を逮捕

長浜のひき逃げ、56日ぶり
 長浜西中近くの交差点で発生した自転車ひき逃げ事件を調べていた長浜署は29日、業務上過失致死と道交法違反の疑いで長浜市一の宮町の無職・清水ミツヱ容疑者(75)を逮捕した。犯人逮捕に結びついたのは「茶色のセダン」という目撃情報だった。
 昨年12月4日午後1時25分ごろ、長浜市南高田町の市道交差点で乗用車を運転中、自転車の同市弥高町の無職・平林与志子さん(当時78)をはねて、頭に重傷を負わせて、そのまま逃走した疑い。平林さんは病院に運ばれたが18時間後に死亡した。
 同署は事件発生後、聞き込み捜査で、近くにいた中学生数人が「茶色のセダン」タイプの車が西方向へ走り去るのを目撃していることがわかり、この情報を基にチラシや検問などで聞き込みを行っていたが、一時は捜査が難航し、県外逃亡説も出ていた。 
 同署は、署員を動員して、市内をしらみつぶしで「茶のセダン」を捜索し、清水容疑者宅の車庫内に停めてあった薄茶のトヨタ・マークⅡ(1992年式)を発見。車のバンパー右前とヘッドライトに擦り傷があったため、事情聴取すると「自転車との衝突」を認めた。事件後、56日で、執念の捜査が実を結んだ。
 同容疑者は1人暮らし。「友人の家に行く途中だった。倒れていた女性に声をかけたら、大丈夫だから行って、と言われたので、そのまま走り去った。新聞で亡くなったことを知った。申し訳ない」などと自供をしている。
高齢者の事故多発 増加懸念、社会問題
 今回の事件は75歳の高齢ドライバーによる悲劇だった。
 2006年、県内で高齢者(65歳以上)が関係する交通事故は1963件で、前年比104件の増。全体の約2割を占めている。長浜署管内では169件(前年比11件増)で事故全体の約4分の1という高比率。死亡事故は5人のうち4人が高齢者。
 高齢ドライバーの事故も増加傾向。加齢に伴う運動神経や反射神経の衰え、認知症などを問題視する声もあるが、その一方で田舎では高齢者世帯が増加し、公共交通機関が充実していないため、車は必需品となっている。
 長浜署ではこの事件に際し「今後、このような高齢者同士が当事者となる事故の増加が懸念される」と異例のメッセージを加えた。


2007年01月30日 13:38 |


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