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GWの駐車場問題

 10連休となった今年のゴールデンウイーク(GW)。「長すぎる」との悲鳴も出るほどだったが、旅行に出かけたり、地域の行事に参加したり、家でのんびりしたりと、改元を祝いながらそれぞれが連休を満喫したことだろう。また仕事に追われたサービス業従事者らは今ごろ安堵のひとときだろうか。
 行楽地は空前の賑わいを見せた。県内ではたねやの「ラ・コリーナ近江八幡」に約15万人が来場し、人気のカフェは最大2時間待ちとなったという。
 長浜市街地も大勢の観光客で賑わった。4月27日から5月6日までの10日間に黒壁スクエアを訪れた「来街者」は約19万5000人で昨年の15万人を大きく上回った。親子丼やのっぺいうどん、その他B級グルメの店も含め、飲食店の前には大行列ができていた。
 さて、そんなGWで小さいことだが、気がかりなことがあった。いくつかの民営駐車場が日ごろとはケタ違いの料金を設定し、観光客の不評を買っていたことだ。
 例えば長浜市元浜町の民営駐車場は、平日は30分200円で当日最大料金は500円、土・日・祝は15分200円で最大料金の適用がないという価格設定。しかし、GW中は15分500円で最大料金の適用がなかった。観光のため2時間車を停めれば4000円も取られることになる。これを知った市民からは「ありえない」「ぼったくり」との批判が噴出していた。
 おまけに駐車場の名称には「黒壁スクエア」という表記が含まれている。黒壁スクエアを訪れる観光客が黒壁直営と誤認して車を停めたあげく、請求金額に驚いて黒壁に苦情を入れたケースもあった。
 民間企業の自由な営利活動とはいえ、利用者した観光客は決して気持ちは良くないであろう。このまま、放置すれば長浜の街や黒壁のイメージダウンに直結することは間違いない。まずは「黒壁」の名を使わせない工夫が必要であろうし、こういった観光客の足元を見るような駐車場経営に、観光に携わる関係者が声を上げないことには長浜の評判を貶めることになる。
 ただし、これは駐車場に限った話ではなく、観光客を金儲けのターゲットとしてか見ていないような商売が長浜でまかり通るようであれば、いずれ観光客に選ばれなくなる。

2019年05月08日 16:50 |


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